今回の発表会では、P20シリーズだけでなく、PORSCHE DESIGNの新スマートフォン「Mate RS」も発表されました。名称からはMateシリーズ新モデルのように思えますが、SoCにはKirin 970を採用するなど、機能的にはP20 Proをベースとしている部分も多くなっています。
まず、リアのメインカメラは、P20 Proと同じ仕様のトリプルレンズカメラ。ディスプレイは切り欠きのない仕様となっています。ディスプレイには1,440×2,880ドット表示対応の6型有機ELディスプレイを採用します。
P20シリーズにはない特徴となるのが、指紋認証センサーです。Mate RSでは、背面のカメラ下部に指紋認証センサーを配置するとともに、ディスプレイ側にも指紋認証機能を搭載するという、デュアル指紋認証です。しかもディスプレイ側の指紋認証機能は、ディスプレイビルトイン型となっています。ディスプレイ中央下部に指紋認証エリアが用意されていて、そこに指を近づけると指紋認証が行えるとのことです。
このほかにも、10Wのワイヤレス充電機能や、宇宙空間でも利用される冷却機構を採用するなど、P20シリーズとはまた一線を画す仕様となっています。デザインは、PORSCHE DESIGNオリジナルのブラックとレッドの2色をラインナップ。RAMは最大6GB、内蔵ストレージは256GBまたは512GBと、非常に大容量となります。
これら、P20シリーズの2機種とMate RSですが、欧州での発売時期と価格も最後に発表されました。
P20は、3月27日から販売開始となり、RAM 4GB・内蔵ストレージ128GBのモデルで649ユーロ。P20 Proは、4月6日からの販売開始となり、RAM 6GB・内蔵ストレージ128GBのモデルで899ユーロ。そしてMate RSは4月12日からの販売開始で、価格はRAM 6GB・内蔵ストレージ256GBで1,695ユーロ、RAM 6GB/内蔵ストレージ512GBで2,095ユーロとなります。
欧州以外での販売時期については、今回の発表会では公表されませんでした。日本での発売についても同様です。しかし、Huawei関係者の話によると、もちろん日本での販売も計画しているとのことなので、近い将来に何らかの発表があるでしょう。それまで、期待して待ちたいと思います。