ベンチマークテストでの性能評価
今回評価に用いた機材の構成は次の通りです。
製品名 | ThinkPad X280(20KF-002VJP) |
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CPU | Intel Core i7-8550U(1.9GHz) |
メモリ | DDR4-2400MHz 8GB |
ストレージ | 256GB M.2(PCIe NVMe OPAL2.0) SSD |
光学ドライブ | ― |
グラフィックス | Intel HD Graphics 620(CPU統合) |
ディスプレイ | 12.5型フルHD(1920×1080ドット)非光沢IPS液晶 |
ネットワーク | 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN(アダプターで対応) IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN Bluetooth 4.0 |
バッテリー駆動時間 | 約15.8時間 |
サイズ/重量 | 約W307.7×D209.8×H17.4mm / 約1130g |
OS | Windows 10 Pro 64bit |
この構成でバッテリー設定を最大パフォーマンスに設定して測定したベンチマークテストの結果は次の通りでした。
PCMark 10 score | 3889 |
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Essentiial | 7860 |
App Start-up Score | 9375 |
Video Conferencing Score | 7246 |
Web Browsing Score | 7149 |
Productivity | 6763 |
Spreadsheets Score | 7914 |
Writing Score | 5781 |
Digital Content Creation | 3002 |
Photo Editing Score | 3546 |
Rendering and Visualization Score | 2003 |
Video Editing Score | 3812 |
PCMark 8 Home Accelerated 3.0 Score | 3594 |
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Web Browsing-junglePln | 0.305s |
Casual Gaming | 42.5fps |
Advanced Photo Editing Part 1 | 0.343s |
Web Browsing - Amazonla | 0.133s |
Video Chat v2/Video Chat playback 1 v2 | 30.0fps |
Writing | 3.16s |
Video Chat v2/Video Chat encoding v2 | 53.7ms |
ThinkPad X1 Carbonとは違うThinkPad X280のよさ
その姿を大きく変えたThinkPad X280ですが、ThinkPadシリーズのノートPCにおけるもっとも小型モデルながら、高いパフォーマンスと長時間駆動を確保しています。そして、「dTPM」の実装やvProへの対応、そして、Windows Helloや指紋センサーを活用した生体認証への対応など強固なセキュリティ、大和事業所伝統の200を超える耐久性テストをクリアした堅牢性など、レノボが掲げる「企業ユーザーが求める堅牢性、パフォーマンス、セキュリティ、ユーザビリティ、管理性、共通化を実現するため」の条件を備えています。
14型のThinkPad X1 Carbonと比較して「重さが同じでボディサイズも両者を重ねてみるとそれほど変わらないから」という理由から、ThinkPad X280の存在意義に疑問を持つ意見もあるようですが、実際持ち歩いて使ってみると、例えばThinkPad X1 Carbonと比べて幅15.8mm、奥行き7.3mm少ないThinkPad X280は一回り小さなかばんでも収めることができます。
また、街中のカフェなど小さなテーブルに置いたときに、コーヒーカップと共存しやすく、乗りもののテーブル、特に新幹線での圧迫感はずいぶん軽減されます。カップと書類が入り乱れる雑然とした仕事机での置き場所確保も「かなり楽」です。「実際によく外に持ち出して使う人」「仕事で使う人」にとって、ThinkPad X280は「雑にラフに気軽に」使いやすい道具となるでしょう。
ThinkPadに限らずアイソレーションキーボードは意外と故障しやすいパーツです。キーの1つに不具合が生じたとき、ボディとキーボードが一体化したThinkPad X1 Carbonは本体をサービスセンターに送って修理することになりますが、本体と別パーツになっているThinkPad X280なら、キーボードパーツを取り寄せて自分で交換できるので、業務に支障をきたす時間が短くて済みます。こういうあたりも「道具」として使いたいユーザーにとって選択する重要な理由の1つとなるはずです。