CAたちの力強い宣言とともにテイクオフ
フライトの時間が近づき、バスに乗って羽田空港へ移動。特別仕様になった受付窓口で渡された搭乗券も特別デザインになっており、行き先も「輝く未来」に設定されていた。搭乗口のウェルカムボードが桜仕様になっていたのは、新生活の春をイメージしたものだ。さらに搭乗前には特別に、機長からの挨拶とともに乗務員の紹介が行われた。
「旅立ちの日 Flight」では特別な機内食とドリンクを用意。これらはスタッフたちがこの日のために選んだもので、機内食には神奈川・葉山を拠点にヘルシーライフスタイルを提供する「SEE THE SUN」のボックスだった。ボックスの中には、「大豆と玄米で作ったZEN MEAT入り味噌和え~香味野菜と共に~」「春の芽吹きサラダ~OKARAと春野菜のヘルシーサラダ~」「香ばし玄米クッキー」と、アレルゲンフリーな身体においしいものが詰めあわされていた。
機内ドリンクとして、タリーズコーヒー共同開発したコーヒーの他、今回は特別にアルコールも用意。それも、慈照寺銀閣寺(京都府京都市)御用達の純米吟醸酒「白銀閣」という特別なもので、純銀箔入りなところも、黒・白・銀をコーポレートカラーとするスターフライヤーと相性がいい。その清酒は、特製デザインの升で味わえるようになっていた。
さらに機内では、一人ひとりに手作りの搭乗証明書を用意。松石社長とこのフライトを担当する機長・副操縦士からのコメントと共に手書きにメッセージが添えられており、前夜祭前に一人ひとり撮影した写真、予定飛行ルートのマップ、そして、フライト中に記入する「私は2018年度、以下のことを宣言します!」と記された記入欄が設けられていた。
4時33分にブロックアウト。機内では、先任客室乗務員の大竹侑子さんから「旅立ちの日 Flight」の案内とともに、客室乗務員たちの「宣言」が発表された。ひとり目の市川真菜美さんは、満面の笑みで「腹筋を割る」を宣言。笑いと拍手に包まれながら、続く房野紗衣さんも「腹筋を割る」と"かぶせ"技も披露した。
3人目の菅原真吾さんはというと、自信にあふれた表情で「東京マラソンを走る」を宣言。4人目の佐野純子さんは「断捨離する」、最後の大竹さんは「バリスタの資格をとります」を宣言し、それぞれが言い切ることでより強い宣言であることが伝わってきた。
滑走路へ向かう道中、機内から右側の窓を見ると「あなたの一歩が輝きますように!!」と記された電子ボードの横で、地上スタッフが見送りをしてくれていた。その様子が見えなかった左側の参加者がソワソワしていると、「安心してください。間もなく方向を変えまして左側に現れます」とアナウンスが流れるなど、客室乗務員の温かいおもてなしが続く。