まだまだ性能面で余裕を見せるApple Pencilだが、それ以外の部分での問題点は多い。
おそらく多くのiPad Proユーザーが困っているのが、Apple Pencilの収納場所だ。iPad ProにApple Pencilを固定することができないため、別々に持ち運ばなければならない。そして、このことは、Apple Pencilを忘れたり無くしたりするリスクに常に怯えなければならないことを意味する。
紙のノートとペンであれば、ペンにクリップがついていて、ノートの表紙などに挟み込むことができるし、胸ポケットでもぴったり固定できる。確かにホルダーがついている鉛筆は見当たらないため、Apple「Pencil」にもクリップがない、と理解すべきなのかもしれない。
だったら早急に「Apple Pen」を用意してクリップ付きにしてほしいと思うのは筆者だけではないはずだ。
一応、Appleは2017年のiPad Pro刷新に合わせて、Apple Pencilを収納するホルダーが用意されている「Leather Sleeve」を発売した。しかしiPad Proと組み合わせて利用したい「Smart Keyboard」を装着したままだと収納できず、Apple PencilかSmart Keyboardか、組み合わせを選ばなければならない状況となってしまっている。
3月27日に開催される「Let’s Take A Field Trip」イベントの招待状が手書き風であったことから、現在329ドルで販売されている廉価版のiPadでも、Apple Pencilをサポートしてくれるのではないか、と期待している。
前回の記事でも指摘したが、その際、2017年6月まで販売していた9.7インチ iPad Proのボディを第6世代iPadとして採用することで、Smart KeyboardとApple Pencilをサポートしながら、廉価版のiPadとしてラインアップすることができるのではないだろうか。