日比谷に巨大ゴジラが出現

まず、日比谷シャンテ前の広場が「日比谷ゴジラスクエア」としてリニューアルし、『シン・ゴジラ』のゴジラをベースにした、全長3mの巨大ゴジラが出現した。日比谷の歴史と関係が深いゴジラではあるものの、大人の街・日比谷に突如として現れたその姿は、ついカメラを向けてしまいたくなる存在だ。

  • 「日比谷ゴジラスクエア」に全長3mの巨大ゴジラが誕生

    「日比谷ゴジラスクエア」に全長3mの巨大ゴジラが誕生

その日比谷ゴジラスクエア内には、チケットセンター「ローチケ HIBIYA TICKET BOX」が誕生した。ローソンチケットでは初の独立店舗となり、近隣の劇場で開催される舞台の限定チケットをはじめ、ローソンチケットが取り扱う全国のエンタテイメントチケットを販売・発券する。

  • チケットセンター「ローチケ HIBIYA TICKET BOX」

日比谷シャンテ別館1階には、香港点心専門店「添好運(ティム・ホー・ワン)」が日本初上陸した。"世界で一番安いミシュランレストラン"とも称される通り、味はもちろんのこと、コストパフォーマンス抜群のレストラン&カフェだ。

  • 香港点心専門店「添好運(ティム・ホー・ワン)」

女性に優しい店舗は3階で待っている

日比谷シャンテ本館で今回リニューアルされたのは、1階の8店舗と2階の1店舗、3階の1店舗となる。1階エントランスそばには、京都で誕生し2018年に20周年を迎えるベーカリーカフェ・レストラン「ル・プチメック」が店を構える。目にもおいしいデリ&ベーカリーは店内での飲食も可能。3月29日までの限定ベーカリーとして、「ゴジラ×ル・プチメック」(税別380円)も展開しているのでお見逃しなく。

  • ベーカリーカフェ・レストラン「ル・プチメック」

  • 本館1階では8店舗がニューオープン

そして注目は、3階の「HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE」であり、多くの女性クリエイターたちがつくる女性向け書店となっている。女性向けの書籍・CD/DVD・雑貨等、様々な商材を提案する新店舗で、まず、その室内デザインがかわいらしい。店長の花田菜々子さんは、脳内にある1万冊超のデータから知り合った人に本をすすめ続けた日々をつづった実体験ブログが話題となり、4月に書籍を刊行予定の新人作家でもある。店舗ロゴやブックカバー、オリジナルグッズなどのデザインは、人気ブックデザイナーの名久井直子さんが担当している。

  • 女性向けの書籍・CD/DVD・雑貨等をそろえた「HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE」

    女性向けの書籍・CD/DVD・雑貨等をそろえた「HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE」

店内に設けられている机と椅子は、自由に読書を楽しめるようにというもので、その前に設けられたステージでは、サイン会やトークショーなど、今後様々なイベントを展開していくという。特に目的はなかったとしても、きっとここでなら、心に引っかかる何かを見つけることができるだろう。

  • 書籍だけではなく、様々なアイテムを用いた女性思いの空間に

従来であれば、「日比谷」という名称で「映画」や「観劇」をイメージしていた人も多いだろう。しかし、3月29日以降、この日比谷に東京ミッドタウン日比谷が加わることで、もっと複雑でもっと楽しく、もっと可能性に満ちたものを「日比谷」という名称にイメージを膨らませる人も増えるのかもしれない。

2017年4月には隣の銀座に「GINZA SIX」が誕生しているが、GINZA SIXと東京ミッドタウン日比谷との距離は徒歩10~15分程度。回遊できるエリア内に新たな魅力が生まれたという意味で、競合というよりも協業しながら、このエリア全体の魅力向上として強い街になることが、東京ミッドタウン日比谷が目指す未来でもあるのだろう。