――濱田さんは2010年公開の『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦! ベリアル銀河帝国』(監督:アベユーイチ)に、ジャンボットを操縦する少年ナオ役で出演されていましたが、今回の映画では、ジャンボットとリクが対面するシーンがあるそうですね。

濱田:そうなんです。そのときのやりとりが台本に書いてあったんですが、読んで思わず吹き出してしまいました(笑)。「ああ、こういうことやるのか」って。

坂本:実は『ジード』で龍臣くんがキャスティングされたときから、いつかああいった場面を作ろうと思っていたんです(笑)。映画で満を持してやることができました。

濱田:あのシーンのために、『ウルトラマンゼロTHE MOVIE』をもう一度見返したんです。

坂本:周りのみんなも映像を見て「かわいかったねえ~」なんて言っていた(笑)。

――ジャンボットとリクの対面シーンでどんなやりとりがあるのかは、ぜひ劇場で確かめていただきたいところですね。最後に、ジード以外でお2人が好きなウルトラマンをお聞かせください。

濱田:僕はウルトラマンジャスティス(映画『ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET』と『ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス THE FINAL BATTLE』に登場)です。まず見た目がカッコいいというのがありますけれど、ウルトラマンコスモスとは異なる独自の「正義」を持っていて、立ち位置が違うという部分に惹かれます。最初はコスモスと対立しながらも、やがて共に力を合わせて宇宙の敵に挑んでいく、そういった心境の変化があるのもすばらしいですね。ただ、今の子どもたちにはジャスティスのことがあまり知られていないみたいで、そこが残念なんですよ。映画2作だけしか出ていないからかな。そこで、イベントなどに出演したときには、いつもジャスティスの名を挙げて、多くの子どもたちに知ってほしいと努力しています(笑)。

坂本:僕は、自分の子ども時代にテレビで見ていた『ウルトラマンレオ』(1974年)が今でも大好きです。あまり光線技を使わずに、拳法を駆使して戦うアクションスタイルが素敵だと思います。龍臣くんも僕もそうなんですけれど、お互い子どものころに見たウルトラヒーローが一番思い出深いんですよね。『ウルトラマンジード』も、今を生きる子どもたちにとって永遠に忘れられないヒーローになってほしいと願っています!

(C)円谷プロ (C)ウルトラマンジード製作委員会・テレビ東京