2018年3月10日(土)より、全国劇場にてロードショー公開される『劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ! 願い!!』は、2017年に放送されたテレビシリーズ『ウルトラマンジード』の"その後"を描いた作品である。
宇宙を滅ぼそうと企む邪悪なウルトラマンベリアルの"息子"でありながら、地球人を守る心優しい少年として育った朝倉リクは、ジードライザーとウルトラカプセルを使ってウルトラマンジードに変身。当初は、ベリアルを思わせる外見によって人々から恐れられたジードだが、命をかけた数々の戦いを経て、次第に地球を守るヒーローとして認められていく。
映画のストーリーは、テレビシリーズの最終回を受けて人類を守るヒーローとなったウルトラマンジードが、かつてない強敵と戦うところから幕を開ける。恐るべきロボット怪獣ギャラクトロンの大軍団を率いる、巨大人工頭脳ギルバリスの襲来である。ギルバリスは、宇宙のどこかにあるという"赤き鋼(はがね)"を求めているが、その在り処はなんと地球だった。赤き鋼が隠されていると言われる沖縄に向かったリク、ライハ、ペガ、モア、ゼナは、偶然沖縄に出張中だったレイトと再会。奇しくも勢ぞろいしたかつての仲間たちに加え、かつて邪悪な魔王獣と戦ったウルトラマンオーブことクレナイ ガイ、そしてガイのライバルであるジャグラス ジャグラー、そして謎めいた美女・愛琉が関わりあい、宇宙最大の危機を防ぐための戦いが始まる。
最新ヒーローのジードと、2016年の『ウルトラマンオーブ』で活躍したオーブが夢の共演を果たすほか、『ジード』テレビシリーズでもジードの頼もしき仲間として共に戦ったウルトラマンゼロがふたたび参戦。さらには、ウルティメイトフォースゼロ(ミラーナイト、グレンファイヤー、ジャンボット、ジャンナイン)も駆けつけ、最強の敵とかつてない壮絶なバトルを繰り広げる。ここでは、主演の朝倉リクを演じる濱田龍臣と、坂本浩一監督とのウルトラな対談をお届けし、映画の見どころや撮影の裏話などを楽しく語り合ってもらった。
リクと一緒に成長してヒーローに
――まずは、完成した映画をご覧になっての率直な感想をお願いします。
濱田:試写で見たのですが、とにかくカッコよかったです! お話も良かったですし、CGと特撮の迫力もすばらしいと思いました。
坂本:テレビシリーズの最終回を受けて、これまで一緒に頑張ってきた仲間たちとのいい記念になればと思って作りました。リクがウルトラマンとして大勢の人々に認められた。その後にみんなとどういう風に暮らしていくのか、という部分が描かれています。龍臣くんからカッコよかったと言ってもらってうれしかったですね!
――それにしても、子役時代から比べてすっかり大人っぽくなった濱田さんですが、『ジード』が始まった1年前と比較しても、よりたくましく成長されたのではないですか。
濱田:実は今もまだ身長がどんどん伸びているんです。
坂本:17歳だもんね(笑)。
濱田:今着ている衣裳はテレビシリーズの終わりごろに作っていただいたものなんですが、もう袖の部分が短くなっています。
坂本:小学生の制服みたいな感じで、急激な成長に合わせて最初のころから何着も作り直しているんですよ。
濱田:この衣裳で、すでに4着目ですね。それがすでに小さくなってきていることに、今気づきましたよ。