判断が難しいのはイヤホン端子を廃止した点です。設計の自由度が高まる一方で、USB Type-C経由ではノイズキャンセリング情報が伝送できないことがデメリットとして挙げられます。
ヘッドホン単体でのノイズキャンセリングに加えて、最近はBluetoothヘッドホンでもノイズキャンセリングに対応している製品も増えていることから、イヤホン端子廃止に踏み切ったとしています。有線のノイズキャンセリングヘッドホンを使っているユーザーは注意が必要でしょう。
音声周りに関しては、前モデル比で20%の音圧向上で「Xperia史上最も音が大きくできる」というのも特徴です。動画や音楽をスピーカーで聞くときにさらに迫力が増します。さらに「ダイナミックバイブレーションシステム」を新搭載しています。これは音を分析して、その音に合わせて端末のバイブを振動させる仕組みです。
映画の爆発音や派手な演出、ライブミュージックの音圧を体感できる仕組みとして、より没入感を高めるとしています。バイブをするアクチュエーターを大型化し、横振動させることで強い振動を可能にしているそうです。音を自動で分析するので、映画、ゲーム、音楽といったあらゆる音に対応できる点は強みでしょう。
端末を横に持ったときに最もリアルに振動を感じるようです。ボリューム操作で同時に振動の強弱・オンオフを切り替えられます。昨今では横持ちでプレイするゲームも多いので、そういった用途では意外に楽しいかもしれません。