ゼンハイザーがゲーミング用の新しいヘッドセット「GSP 500」を発表しました。現在、日本国内でもプロのゲーマーが続々と生まれ、ゲームを競技としてプレイするeスポーツも注目される中、ドイツの老舗ヘッドホンブランドがどんなオリジナリティ豊かな製品を発表したのでしょうか。
ゲームを遊ぶために、なぜヘッドセット(≒ヘッドホン)が必要なのか……。確かに、夜にプレイするときは大きな音を出せないし、通勤電車の中など公共の場所でポータブルゲームを楽しむときも、マナーとしてヘッドホンやイヤホンを使うべきかもしれません。
今回、ゼンハイザーが発表した新製品のように、本体にアーム付のマイクが乗っていて、長時間身に着けていても快適な装着感が得られるよう構造も洗練されているものは、どちらかと言えば室内で腰を据えながら真剣勝負のゲームに欠かせない、本格派向けのツールに位置付けられると思います。
例えば、ゲームの舞台に主人公として立っているような目線でプレイする「FPS(ファーストパーソン・シューティングゲーム)」などのタイトルについては、倒すべき敵が360度、どの方向から迫っているのか、足音などの効果音をクリアに聴き取れるヘッドセットを身に着けていることが勝負の分かれ目にもなります。同時に複数名のプレーヤーとパーティーを組んでプレイするタイプのFPSでは、互いにコミュニケーションを取るために音声入力用のマイクが必要になるというわけです。
このように「音」がプレイの質にシビアな影響を与えるゲームを痛快に楽しむために、ゼンハイザーが新しく開発したヘッドセットが「GSP 500」です。価格はオープンですが、販売価格は28,000円前後が見込まれています。5月24日の発売を前に、2月6日からゼンハイザーのWebショップで予約受付がスタートしました。
GSP 500は開放型のハウジングを採用していますが、GSP 500よりも先に発表された密閉型ハウジングの上位モデル「GSP 600」も、発売日が3月21日に決定しました。価格はオープン、実売価格は30,000円前後になる見込みです。