日本eスポーツ連合の主な活動は次の5つ。また、プロライセンス発行に付随し、2018年2月10日(土)より幕張メッセにて開催される「闘会議2018」において、第1回目となるプロライセンス発行を行う公認大会が開催されます。

  1. eスポーツ振興に関する調査・研究・啓発
  2. eスポーツ競技大会の普及
  3. eスポーツ競技大会におけるプロライセンスの発行と大会の認定
  4. スポーツ選手育成に関する支援とその地位の向上を図る
  5. eスポーツに関する関係各所との連携等
  • 日本eスポーツ連合は、一般社団法人 コンピュータエンターテインメント協会(CESA)及び一般社団法人オンラインゲーム協会(JOGA)に加え、一般社団法人 日本アミューズメントマシン協会(JAMMA)や一般社団法人デジタルメディア協会(AMD)の後援を受け今後活動していきます

そして、日本eスポーツ連合が定める「プロゲーマーの定義」がこちらです。

  1. プロフェッショナルとしての自覚を持つこと
  2. スポーツマンシップに則りプレイすること
  3. プレイ技術の向上に日々精進努力すること
  4. 国内eスポーツの発展に寄与することを十二分に理解・宣誓したうえで、日本eスポーツ連合が公認した大会・公認タイトルの競技で優秀な成績を収め、eラーニング等でスポーツマンシップなど指定の講習を受講すること

これが、ライセンス発行の対象者として定められています。

  • プロライセンスに関して説明を行う浜村理事

プロライセンスは15歳以上から、チーム向けも想定

ライセンスのカテゴリは2種類。ひとつは、15歳以上で義務教育課程を修了しているプレイヤー(ただし、20歳未満の場合は保護者の同意が必要)を対象とした「ジャパン・eスポーツ・プロライセンス」。そしてもうひとつは、13歳以上15歳未満でプロライセンス発行に値するプレイヤーを対象とした「ジャパン・eスポーツ・ジュニアライセンス」です。

ちなみに、「ジャパン・eスポーツ・ジュニアライセンス」に関しては、大会で用意された賞金を受け取ることはできず、パソコンや周辺機器のような高額ではない賞品のみ獲得することができるとされています。

また、ゲームの種類によっては団体での競技も実施されている背景から、チームライセンスの発行も行うとしています。法人格を有しており、且つIPホルダーが実績を認め日本eスポーツ連合が承認した場合に発行されます。

加えて、1名以上のライセンス保有者が在席しているチームに関しても公認大会へチームとして出場することが可能になるとのことです。ただし、大会で優秀な成績を収めた際に授与される賞金に関しては、ライセンスホルダーのみに限られるという制約が示されました。

なお、ライセンスに関しては有効期限は発行より2年間で、更新の際にはeラーニングによる講習が必須となっています。また、ライセンスはゲームタイトルごとに発行されます。

  • 発表されたプロライセンスは写真のように2種類のカテゴリーが設けられています