動画も撮ってみました。RX0の動画撮影性能は、本体記録の場合は最高で1920×1080/60pのフルHD記録に対応。4K撮影については、HDMIケーブル経由でサードパーティ製のレコーダーを接続した場合に可能になります。ここではフルHDで撮影し、動画編集ソフトを使って編集、リサイズしたものを掲載しています。

ルンバにのせてローポジションの移動撮影

動画撮影にあたって用意したのはロボット掃除機の「ルンバ」です。内蔵したセンサーやカメラ、人工知能によって部屋の状況を計測・分析し、平行線を描くように効率的に掃除をしていくルンバの動きは、単なる掃除という実用性を超えて、見ているだけでもワクワクするような面白さと美しさがあります。かつてSF映画などで夢見た、未来のロボットの動きといってもいいでしょう。その動きを映像として記録したいと考えたのです。

もちろんルンバ本体の上にカメラを置くことは、正しい使い方ではないので推奨はできません。あくまで自己責任の範囲となる行為だと考えてください。

  • ルンバに乗るRX0

    ルンバの上にRX0を置いてみました

  • ルンバに乗って偵察するスパイ目線の「RX0」 ※音が出ます

続いて、グッピーが見ている視界という前提で、水槽の中にRX0を設置してみました。

  • 水槽の中から撮影。小さな水槽ならWi-Fiは途切れずにつながるようです

  • 水槽内に潜って偵察する潜水艦目線の「RX0」

突然の侵入者に驚いて、魚がレンズ前に近寄ってくれなかったのは誤算でしたが、慣れるまで粘って撮ればもっと臨場感が出せたかもしれません。最後は、お風呂場に設置してみました。

  • 浴槽の排水口の上に設置

  • 勢いよくお湯を入れます

  • 浴槽内で発見されても、慌てず冷静に撮影を続ける「RX0」(これは誰目線?)

主観ショットは、映画やドラマの世界では古くからある撮影技法のひとつですが、プロの現場できちんと撮るにはそれなりに大掛かりな機材やセッティングが必要になります。それを、好きな場所にカメラをちょこんと置くだけで実現できてしまうのが、RX0の醍醐味です。ホームビデオやファミリー写真が、まるで映画のような雰囲気に変わりますよ。

  • とてもコンパクトなソニー「DSC-RX0」

    さまざまな撮り方が楽しめるユニークなカメラです