海外にも目を向けたプロジェクト

期待が高いのは3つ目の施策となる「湖池屋 JAPAN PRIDE プロジェクト」だ。これは日本の風土・文化、それが生み出す素材を「PRIDE POTATO」に活用していくものだ。

第一弾として「天ぷら」のサクサク食感と「お茶」を取り入れ、後切れの良い味わいに仕上げた「PRIDE POTATO 天ぷら茶塩」を5月より発売する。

  • 上段2商品が「湖池屋 JAPAN PRIDE プロジェクト」

続く第二弾として宗像産大豆・小麦を100%使って伝統製法に基づいた醤油作りを行なうマルヨシ醤油を使用し、九州有明産ののりを使った「JAPAN PRIDE POTATO 九州のり醤油(仮)」を6月に発売する。

これらの商品は、海外展開も視野に入っており、新たな販路開拓のツールとしても活用されていきそうだ。

「PRIDE POTATO」を軸に今年も大きく変わろうとする湖池屋。今後1年でシリーズ年商「50億円を目指す」(柴田氏)とし、掲げる目標はかなり高い。これは同社の年商の6分の1を占める大きな割合(2017年6月期ベース)。PRIDE POTATEへの期待の高さが伺える発言だ。まずは、リニューアル商品の出だしに注目されるところだが、目新しさが薄れる2年目こそ、PRIDE PPOTATEの真価が試されるのではないだろうか。