NTTドコモがスマートフォンを使った新しい決済サービス「d払い」を4月から開始すると発表した。同サービスは、QRコードなどの2次元バーコードを利用して店頭で支払いを行うというもので、携帯電話料金と合算する「ドコモケータイ払い」を利用して支払いできる点が特徴だ。

ドコモでは、現金決済が多い日本市場でキャッシュレス決済の進展に向けてサービス拡大に取り組む考え。

  • ドコモの新決済サービス「d払い」

    ドコモの新決済サービス「d払い」

今回発表したd払いは、レジで金額を入力し、スマートフォンでバーコードを表示して読み取るだけで支払いが完了するキャッシュレス決済方法。支払いはドコモケータイ払いを通じて行われ、ドコモユーザーであれば特別な設定をしなくてもすぐに利用できる点が特徴だ。ドコモユーザー以外でも、dアカウントとクレジットカードがあれば利用可能だという。

バーコードを使った決済手段は、日本ではLINE Payや楽天ペイといったサービスがあり、海外では特に中国のWeChat PayやAlipayが著名だ。基本的な仕組みとしてはこれらと変わらない。

  • 例えばローソンでの支払い方法。バーコードを表示してリーダーで読み取ってもらうだけ

  • Airレジでd払いに対応する

  • 金額を入力し、d払いを選択

  • QRコードを読み取れば支払いが完了する

対応店舗については、ローソンが全国13000店舗以上が夏以降に一斉対応。マツモトキヨシや髙島屋、タワーレコード、ユナイテッドアローズなどでも利用できるようになる予定。サービス開始当初は10社1万9,000店舗、早期に10万店規模での対応を目指すという。