自動車業界ではコネクテッドカーや自動運転に関連するトピックスが注目されていますが、ソニーはデジタルイメージングの領域で培ってきた先進のイメージセンサー技術を、今後の成長が期待される完全自動運転車両のための技術として、発展させていく戦略を展開しています。
カメラで培ったイメージセンサー技術を自動運転に活かす
2017年10月には、人の視覚能力を超えるイメージセンサーを車両の前後左右に搭載して、360度方向の映像をリアルタイムに解析しながら安全に走行ができるコンセプトカー「SC-1」をソニーが発表しました。
平井氏は「ソニーのイメージセンサーの技術は、例えばスマートフォンではソニーのXperia以外のモデルにも数多く採用され信頼を得てきた。来たるべき自動運転社会の実現に向けて、ソニーが持てる技術を活かした貢献ができると思う」と述べています。
カンファレンスの壇上では、いまソニーがトヨタや日産自動車、ヒュンダイなどのパートナー企業と一緒に自動運転の技術を開発していることも発表されました。
犬型ロボット「aibo」も会場入り。海外展開は未定
そしてソニーのAI・ロボティクスといえば、日本で昨年の11月1日に発表されたエンターテイメントロボット「aibo」も海を渡ってCESの会場にやってきました。
日本ではいよいよ1月11日に発売・サービス開始を予定していますが、アメリカや海外での販売予定については今のところ未定だそうです。愛くるしいaiboはプレスカンファレンスに集まった海外メディアの視線も釘付けにしていました。