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    2017年冬のWindows 10 キャンペーン

漫画家・タレントの蛭子能収さんが、2017年冬のWindows 10 キャンペーンキャラクターに起用された。蛭子さんとWindows 10……少し縁遠いような気もする意外な起用だが、キャンペーンでは、Windows 10のCM制作を蛭子さんが手がけるという。CM制作に先駆けて作られた、日本マイクロソフトと蛭子さんのオリエンテーションの様子を描いたプロモーションムービーでは、蛭子さんがWindows 10の新機能を独特のノリで体験していくが、「ホントは漫画やりたくないから」「CMに出てればギャラが良い」といった攻めた発言も笑いどころのひとつとなっている。

28日、蛭子さんのWindows 10 クリエイティブ・ディレクター就任披露式がビックカメラ有楽町店で、CMお披露目会がヨドバシカメラ マルチメディアAkibaで開催された。本稿ではその模様をお届けする。

CMのコンセプトは「わーっ すごい!!」

  • 日本マイクロソフト

    蛭子さんのWindows 10 クリエイティブ・ディレクター就任披露式がビックカメラ有楽町店で行われた。登壇者は左から、日本マイクロソフト 執行役員 常務 コンシューマー&デバイス事業本部長の檜山太郎氏、蛭子能収さん、蛭子一郎さん、ビックカメラ有楽町店 ビックカメラ執行役員店長の佐藤壮史氏

蛭子さんの起用は、日本マイクロソフトによると「蛭子さんの高いクリエ イティビティとWindows 10の最新テクノロジーを融合させ、これまでにないCMやプロモーションを開発すること」を目的としたものだったという。日本マイクロソフト 執行役員 常務 コンシューマー&デバイス事業本部長の檜山太郎氏は、「(今までWindows 10を訴求してきた)首都圏に住み、かつ感度の高いユーザーだけでなく、今回は地方でPCに慣れていないユーザーに対してのアピールも狙う」として、その"両方の視点を持っている"という蛭子さんが起用された。

クリエイティブ・ディレクターの就任にあたり、蛭子さんは息子の蛭子一郎氏と、ユニット「EBS_KZ.Inc」(エビスカズインク)を発足。蛭子氏が制作したCMに、サウンドディレクターの一郎氏が効果音をつけ、さらに蛭子氏の孫がナレーションを務める三世代CMが完成した。

  • 日本マイクロソフトの檜山太郎氏から「クリエイティブ・ディレクター」のたすきを受け取る蛭子能収さん

ビックカメラ有楽町店では、蛭子さんのWindows 10クリエイティブ・ディレクター就任式が行われた。登壇した蛭子さんは、「嬉しいといえば嬉しいが、なんかよくわからん気持ちもある。きょとんとしている」と集まった記者達を沸かせた。

制作したCMのコンセプトは「わーっ すごい!!」。事前のプロモーションムービーでは、Windows Helloで顔認証ログインを試したり、デジタルペンでイラストを描いたり、フォトアプリで写真をつなげてアルバム動画を作成したり、Windows Mixed Realityヘッドマウントディスプレイで旅行気分を味わったりしていた蛭子さん。Windows 10の新機能について、「まとめると『わーっ すごい!!』という感じ」とコメントした。

  • ビックカメラ有楽町店向けの販促POPを、PowerPointの手書きツールで描く蛭子さん

  • しかし描いていたイラストが手元のタブレットだけでなく、大型ディスプレイに映し出されていることに描き終わってから気づき大笑い(左)。イラストは数分程度で完成した(右)

  • ビックカメラ有楽町店 ビックカメラ執行役員店長の佐藤壮史氏。Windows Mixed Realityは話題性が高く、体験ブースを設置してから100名を超えるユーザーが試用したという