ビギナーでも凝った撮影が気軽に楽しめる

OM-D E-M10 Mark IIIにおいて、個人的に気に入った点は、天面に大きめの電子ダイヤルを2つ備え、絞りやシャッター速度をスムーズにスムーズに調整できる点、前モデルから継承した強力なボディ内5軸手ブレ補正、携帯性に優れたコンパクトボディなどだ。

アドバンストフォトモードなどの新しい操作系については、ビギナー向けの配慮として評価したい。その代わり中級以上のユーザーにとっては、もどかしく感じる部分があるかもしれない。例えば静音撮影やフォーカスブラケット、多重露出などの機能は前モデルとは異なり、通常のP/A/S/Mモードからは選べなくなっている。

E-M10 Mark IIIは、メニューや機能をシンプルに整理することで、初級者でも気軽に扱えるように設計されたカメラだ。押すだけのフルオート撮影はもちろん、アドバンストフォトモードやシーンモード、アートフィルターなどを利用することで凝った写真も簡単に撮れるだろう。

以下、作例

絞り優先AE F5.6 1/400秒 ISO200 WB:晴天 焦点距離:42mm レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ

絞り優先AE F5.6 1/500秒 ISO200 WB:晴天 焦点距離:150mm レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R

絞り優先AE F5.6 1/60秒 ISO200 WB:晴天 焦点距離:74mm レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R

絞り優先AE F5.6 1/400秒 ISO200 WB:晴天 焦点距離:66mm レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R

絞り優先AE F4.5 1/250秒 ISO200 WB:晴天 焦点距離:62mm レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R

絞り優先AE F8 1/500秒 ISO200 WB:晴天 焦点距離:42mm レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ