CMOSセンサーと画像処理エンジンも上位機同等
EOS M100は、撮像素子にAPS-Cサイズの有効2,420万画素CMOSセンサーを搭載。画像処理エンジンは「DIGIC 7」で、感度はISO100~25600に対応する。前モデル・EOS M10よりも高画素化し、細部表現の面ではいっそう有利になった。
実写ではクリアで抜けのいい発色と、安定感のあるオート露出、オートホワイトバランスに好印象を受けた。どんなシーンでも設定を大きく外すことはく、常に見栄えのする写真が撮れる。スナップカメラとして自分が使うことはもちろん、あまりカメラに詳しくない家族用の1台としてもうってつけだ。
EVF (電子ビューファインダー) は非搭載
注意したいのは、EVF (電子ビューファインダー) は非搭載であり、外付けのオプションにも対応していないこと。液晶モニターの視認性が高いので、手軽なスナップ用では特に不自由はないが、人によっては望遠撮影時などにホールドバランスを高めるためにEVFが欲しくなる場合があるかもしれない。EVFを求める場合は「EOS M5」や「EOS M6」などの上位モデルを選択するしかない。
EOS M100は、上位モデルと同等の高画素センサーと高速AFを備えつつ、EVFやホットシューを省くことで持ち運びの手軽さを重視したモデルだ。レンズ交換式カメラの入門用としてもバランスが取れた製品といっていい。