デンソーは東大受験を断念した(!?)東ロボ手くんを展示

「ロボットは東大に入れるか?」という国立情報学研究所(NII)のプロジェクトが2011年から行われていた。2021年に東大合格となるような人工知能を目指していたが、「東大の試験科目をすべてAIで受験するのは費用的に難しい」と、2016年で断念。ただし、プロジェクトそのものには大きな進展があった。

今回、「記述試験で回答を書き込む」という目的で作られたデンソーのロボット「東ロボ手くん」が展示されていた。ロボットアームとしては珍しく二本腕で、産業用ロボットアームを二つ付けた胴体を新規開発したそうだ。ただし、両腕の動きが干渉することから、産業用としては一本のほうが有利だという。

写真では分かりにくいが、このロボットは肩幅がかなりある。試験会場の机ではちょっと無理がありそうだ。

デンソーの「東ロボ手くん」。以前からNIIのニュースはチェックしていたが、こんなものがあるとは知らなかった

模試の答案用紙に書かれた字はとてもとても几帳面。ただ、ロボットの肩幅が広すぎて、大学受験会場の机には収まらないような……

「村田製作所チアリーディング部」がペッパーの司会でデモ

CEATECでは恒例ともなった村田製作所チアリーディング部が、2017年もステージデモを実施(2016年から4体構成に縮小)。村田製作所の制服を着たペッパーが司会を務めていた。

どうも足元が定まらず、例年よりふらつき気味な感じ。初回のステージではコケるチアが出て(緊張のあまり?)、ペッパーが「あ、コケちゃいました」と合いの手を入れる場面も。スタッフによると「床の状態が今ひとつ」ということで、継ぎ目を綺麗にするなどの作業を行った甲斐があり、3日目に見た時はコケずに演技終了。エンジニアのみなさん、お疲れさまです。

CEATECでの村田製作所チアリーディング部は4年目となった(セイサク君とセイコちゃんは展示のみ)。今年は司会をペッパーが務めるため、ここでMC交代

初日のファーストステージでは、複数回の演技中断があった。ペッパーに「あ、コケちゃいました」としゃべらせているあたり、トラブルは想定内?