iOS 11の機能を活かしたマップの新機能に、Flyoverがある。Flyoverは対応している各都市を3D表示し、街をまるでヘリで観光するかのような体験が味わえる機能だ。

Flyover対応都市には、「3D」のアイコンが表示され、これをタップするとFlyoverを起動できる

筆者が住んでいる都市の周辺では、サンフランシスコ、オークランド、サンノゼなどの大都市がFlyoverに対応している。また日本では、秋田、青森、萩、函館、浜松、広島、熊本、京都、長崎、名古屋、新潟、岡山、大阪、札幌、仙台、静岡、東京、富山、角島の各都市が対応している。

ARKitに対応した、A9以上のプロセッサを搭載するiPhone 6s以降のiPhone、第5世代iPad、iPad ProでiOS 11の地図アプリのFlyoverを利用すると、拡張現実で都市の中を見られるようになる。

ちょうど、巨人になって街中を歩き回るような感覚だ。

iOS 11: Map app AR Flyover demo - San Francisco

画面操作でも場所を探査できるが、実際に歩き回って街中を移動する感覚は新鮮だった。もちろん、少し広いところでやらないと、すぐに椅子や机にぶつかってしまうことになるが。

マップでのAR活用は、必ずしも机の上を認識して都市を配置するわけではない。ただ、せっかくなら、自分の目の前のテーブルを認識して、そこに都市を配置するような仕掛けにしてくれれば、使いやすかったとは思う。もちろん、都市のサイズ感とテーブルの大きさのマッチングや、拡大縮小といった問題が生じることを考慮しての対応だとは思うが。