個人的に少し気になっていたのは、ホースの長さでした。というのも、本体を床置きしてキャスターで転がしながら掃除をしていると、少々短いように感じたのです。
しかし、使い続けるうちにその理由がわかった気がしました。前述のとおり、EC-AS500は本体を片手で持っても負担にならない重さ。通常のキャニスター掃除機よりも、本体を持ち上げながら掃除する機会も多く、その場合はホースが長すぎるとかえって不便に感じます。つまり、ホースが若干短めなのは、床置きした場合と手に持って使う場合のどちらにも対応できる適切な長さが考えられているためだと感じました。
元々シャープの掃除機はメンテナンス性に定評がありますが、今回も新たな工夫や改善が施されています。ゴミを溜めるダストカップについては、細部のパーツまで分解して水洗いできるだけでなく、フィルターのお手入れ機能が進化しました。
従来はフィルターの裏側にあるつまみを回すことでホコリを内部に払い落とすという仕組みでしたが、ダストカップのフタ自体を回すことでフィルターのホコリを落とせるよう改良されています。また、同時にダストカップ内に溜まったゴミの圧縮まで行います。これによりゴミが小さくまとまるため、捨てるときに周囲に飛び散らなくなりました。ちょっとしたことではあるものの、とても気が利いた機能だと感じます。