20,21食もあるならさまざまレストランに行こう

国内にいながらインターナショナルな時間が過ごせるのも、海外船ならではの魅力である。船内での通貨は香港ドルで、公用語は英語と中国語、日本語になる。実際、乗客の大半は中国人のようだが、その中で日本人客も快適に過ごせるよう、日本人や日本語対応可なクルーが控えているほか、日本語メニュー・案内の明記や日本語船内新聞なども用意している。また、船内には日本人専用ラウンジもあり、日本人を優先的に個室に案内してくれるレストランも設けている。

ダイヤモンドクラブは日本人専用ラウンジ

ラウンジ内では軽食を販売。中には「うなぎピザ」(1,276円)なるメニューも

自由に読める日本語の雑誌や新聞もそろえている

クルーズの中で、一番楽しみなひとときと言えば食事だろう。船内には13ものレストラン&バーがあり、その内の3つ、インターナショナルビュッフェ「リド」(12階)、インターナショナルダイニング「スターダイニングルーム」(6階)、中華料理「パビリオン」(6階)は、食事代金無料(飲料は有料)のレストランとなっている。香港ベースの会社ゆえに、特におかゆは多くのレストランで提供できるように供えている。

インターナショナルビュッフェ「リド」(12階)

インターナショナルダイニング「スターダイニングルーム」(6階)

中華料理「パビリオン」(6階)

有料レストランを見てみると、寿司や鉄板焼きを提供する日本料理「サムライ」(8階)のほか、チキンライスがイチオシメニューな東南アジア料理「ブルーラグーン」(7階)、絵画に囲まれながら有名ブランドの食器でいただく優雅な時間も過ごせる西洋料理「パラッツォ」(7階)などと、多種多様な料理を楽しむことができる。また、インド料理専門店を船内に設けているのも珍しい。この「タージ」(8階)ではインド料理のビュッフェを用意している。

日本料理「サムライ」(8階)

東南アジア料理「ブルーラグーン」(7階)

「ブルーラグーン」では「ハイナン・チキン・ライス」(78香港ドル=約1,100円)

西洋料理「パラッツォ」(7階)

インド料理「タージ」(8階)

シアターもプールもゴルフも

エンターテイメントとして、7,8階の「ゾディアックシアター」では1日2回程度、予約不要のショーを実施している。日本語のフォローもあるが、基本的に言語を必要としないマジックショーや演劇などを展開するので、子どもも気軽に楽しめる。また、特に年齢制限もないので、このショーが初めての演劇体験という子連れ客もいるそうだ。

7,8階の「ゾディアックシアター」

外国船ならではで言うと、カジノも外せない。18歳以上が対象となるが、運試しに挑戦してみるのもいいだろう。船内にはジュエリーや時計、香水などをそろえた免税店もある。もし大きな運をつかめたら、ここでとっておきのお土産を購入してみてもいいかもしれない。

時計や香水などの免税品販売

お土産も船内で。日本寄港ということで、日本各地のお土産も取りそろえている

また、今回のクルーズ限定で、ラウンジ12階の「ギャラクシーオブザスターズ」にて「ヴァーゴ the よしもと@クルーズ」も実施する。よしもとクリエイティブ・エージェンシーに所属する芸人やタレントが目の前で漫才やコントなどのパフォーマンスを披露するというもので、横浜・大阪発着どちらでも、7泊8日のクルーズ中に1回行われる。9月には「インパルス」や「あべこうじ」、「2700」「プラス・マイナス」「スリムクラブ」「レイザーラモン RG」などの芸人が登場し、また、9月16日の公演では新ジャンルの即興コントショー「THE EMPTYSTAGE」を予定している。

ツアー中に1回、ラウンジ12階の「ギャラクシーオブザスターズ」にて「ヴァーゴ the よしもと@クルーズ」を実施

エンターテイメントとしてもうひとつ、ぜひ体験してもらいたいのが、12階に設けられた屋外プール「パルテノンプール」だ。約100mのメガウォータースライダーが供えられているのだが、海にせり出すように設けられたカーブ手前はスケルトンになっており、滑走する中に突然現れる風景でスリルが一段と増す。プールの側にはジェットバスも供えられているので、冷えた身体はここで優雅に温めよう。

屋外プール「パルテノンプール」

「パルテノンプール」のすぐ上にはスナックバー「タベルナ」が(写真は「鹿児島黒豚バーガー」1,566円)