画面の解像度は3,000×2,000ドット。アスペクト比は3:2で、ピクセル密度は293ppiと高い。12.3型の画面サイズとこの解像度では、Windows 10の表示設定「拡大縮小とレイアウト」が100%だと文字やアイコンが小さくて見づらく、推奨比率として200%に設定されている。思い切って250&くらいにしてもよいくらいだ。

液晶パネルはIPS方式で、高精細の光沢液晶はとても鮮やか。輝度は450nitと高く、最大輝度にすると眩しいほどだ。これなら屋外の明るい場所でも十分画面を視認できる。気持ち青と白が強い寒色系の発色だ。

IPS液晶なので視野角が広く画面も明るい。ベゼル幅は4辺ともに実測で約1.6mmだった。画面はゴリラガラス4で保護されている

HP Spectre x2には、標準でキーボードドックが付属する。キーボードドックとタブレット(PC本体)は、マグネットで着脱するタイプだ。装着部、クラムシェル型ノートPCでいうところのヒンジ部分を折りたたんで、キーボードに角度を付けるギミックもある。これはSurfaceと同様だ。

キーボードのレイアウトは、特に不規則なところはない

強力なマグネットで角度をつけられる。もちろんフラットな状態にもなる。キーボードドックは厚みもあるので、タイピング時のしなりもほとんどない

キーピッチは18.7mmで、キーストロークは1.5mm。アイソレーションタイプの日本語キー配列で、タイピング感はかなり快適だった。各キーにはLEDバックライトも搭載している。画面の明るさ調整やボリューム調整、機内モードのオン/オフ、バックライトのオン/オフなど、ショートカットキーも豊富だ。

裏面はレザー調テクスチャを採用。「HP」ロゴも刻まれている

広いタッチパッドは、手のひらなど触れる面積が大きい場合は反応しない。タイピングしているときに意図せずカーソルが動くことがないため、地味だが快適なタイピングに欠かせない要素だ。タッチパッドの縁はエッジカットされており、角度によって輝く。