いよいよ7月8日から、「ウルトラマン」シリーズ最新作『ウルトラマンジード』(テレビ東京系)の放送が開始される。今回の新ヒーローであるウルトラマンジードは、昨年(2016年)放送されて好評を博した『ウルトラマンオーブ』と同じく、歴代ウルトラマン2人の力を融合させてさまざまなスタイルに変化し、多様な戦法を用いる最強ヒーローだ。

上段左から、ウルトラマンジード(アクロスマッシャー)、長谷川眞優、小澤雄太、三森すずこ、潘めぐみ、ウルトラマンジード(ソリッドバーニング)、下段左から、坂本浩一監督、ウルトラマンジード(プリミティブ)、濱田龍臣、山本千尋、渡辺邦斗

カードを使って変身していたオーブと違い、ジードは「ウルトラカプセル」という、歴代ウルトラマンの力を封じ込めたカプセルを変身アイテム「ジードライザー」でスキャンすることにより、フュージョンライズ(融合変身)を完了する。

『ウルトラマンジード』の最大の特徴としては、ジードに変身する主人公・朝倉リクが「ウルトラマンベリアル」の遺伝子を持つ少年だという部分が挙げられる。ベリアルとは、2009年の映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』で初登場した、「ウルトラマン」史上初、そして唯一となる"邪悪なウルトラマン"である。

それゆえ、ウルトラマンジードの外見もウルトラマンベリアルに酷似。ベリアルが悪のウルトラマンであることは地球の人々の知るところであるため、怪獣と戦う正義のヒーローであるにもかかわらず、ジードは人々から恐怖の目で見られるのだ。

自分がベリアルの息子だと知って動揺するリクだが、刀剣を手にして怪獣を追う鳥羽ライハ、異星人の調査組織AIBエージェント・愛崎モア、そしてウルトラマンゼロと一体化したサラリーマン伊賀栗レイトたちとの出会いを経て、自らの遺伝子に課せられた運命に逆らい、戦う覚悟を決める。