決勝戦を前にしばしのインターバル。審査委員長を務めたDOTAMAさんが、ライブも披露し、決戦を前に会場を大いに盛り上げた。

ラップのプロフェッショナルとしての実力をいかんなく発揮し、会場を沸かせるDOTAMAさん。観客の盛り上がりはまさにMAXとなる

決勝戦は小売業 vs 番組プロダクションADの対決!

そして迎えた決勝戦、勝ち残った2人は「小売業"ユースリー" vs 番組プロダクションAD"徳川秀徳"」だ。徳川秀徳が「なるほどなるほどこの人は24時間お仕事がどうも大変らしい、でも俺はADだから72時間当たり前」とADの辛さと高みを目指す姿勢を武器とするも、ユースリーが「仕事だったら8時間、ラップだったら8小節でま・と・め・ろ、そういうこと。小売りは効率、唯一のルール。V2 TOKYO優越づけるはわかるか、効率評価だけが人材評価の基準。なのに72時かけて生み出してたら非効率」と切って捨てる。ここで最終審査は終了。

どちらもハイレベルなラップを繰り広げた「小売業"ユースリー" vs 番組プロダクションAD"徳川秀徳"」決戦。途中、徳川秀徳のMCに合わせてユースリーがおどけて見せるシーンも

気になる優勝者発表を前に、審査員が一人ずつ今回の選手権についてコメントを行った。平嶋夏海さんは、「このラップ選手権でここで出会った人たちで新しい仕事を始めたりしたら面白いのかなと思いました」と出会いについて説明。林家はな平さんは、「いろんな職業の方が集まって、本当に平凡な仕事なんてないのだなと感じました」と多種多様な職業について語った。高尾龍一さんは、バトルを行った社会人のみなさんを「高いステージのうえに上がってフリースタイルラップをやれる参加者の皆さんは本当にかっこいいなと思いました」と評価。

三浦崇宏さんは運営として「毎日苦しかったり楽しかったりでいろんなことがあると思うのですけれども、それをヒップホップという現場で自分の人生の力に変えるための好機として、この社会人ラップ選手権が機能していけばいいかなと思います」と語る。