住まいとローン
将来の住まいについては「自分または配偶者の持ち家に住む」が70.4%と大半を占めた。そこで、「住宅ローンの支払い」について聞くと、「支払っていない」が75.2%、「支払っている」が24.8%という結果に。特に、65~74歳以下では「支払っていない」が94%前後にまで達した。
住宅ローンを抱えている対象者に現在の残高を聞いたところ、「1,000万円以上2,000万円未満」(32.7%)が最も多く、次いで「2,000万円以上5,000万円未満」(25.2%)、「500万円以上1000万円未満」(18.5%)となった。
家庭経済と暮らし向きについて
次に、家庭の経済状況について調べてみたところ、昨年1年間の「世帯年収」は、「600万円以上800万円未満」(14.4%)が最多に。以降、「400万円以上500万円未満」(12.2%)、「300万円以上400万円未満」(12.0%)、「500万円以上600万円未満」(11.2%)と続いた。
「金融資産」については、「100万円以上500万円未満」(14.5%)が最も多く、次いで「500万円以上1000万円未満」(11.1%)、「2000万円以上5000万円未満」(10.6%)、「1000万円以上2000万円未満」(10.4%)という結果に。年齢階層が上がるにつれて退職一時金の受取等もあって、保有残高は高くなっていく傾向がみられた。
また、現在の自身の暮らしについては、「普通」が44.0%、「苦しい」が35.6%(少し苦しい+とても苦しい)、「楽だ」が20.4%(とても楽だ+少し楽だ)だった。男性の方が女性よりも「苦しい」と感じており、特に若年齢階層で「苦しい」と感じている度合いが強かった。
精神的、身体的負担が大きい介護
介護については、「過去に介護の経験あり」(15.9%)や「現在介護中」(7.4%)という人は23.2%。介護負担の内容は、「精神的負担」(69.7%)や「身体的負担」(61.0%)を挙げる人が多く、いずれも60%以上を占める結果に。以降、「自由な時間がなくなること」(41.75)、「先がみえないことの不安」(39.2%)、「金銭的負担」(37.4%)と続いた。