デカレンジャーチームからは、まずデカレッド/赤座伴番(バン)役・さいねい龍二が挨拶。上映前ということもあって「僕たちはもうお祭りのような感覚ですが、まだみなさんに観ていただいていないので、ちょっと不安もあります。でも、みなさんも交えての"お祭り"になると思いますので、上映を楽しみにしてください」と、作品の出来ばえに自信をのぞかせた。
共演の石垣について、さいねいは「ヒーローにふさわしい役者。特にアクションがすごい。映画の見どころは石垣佑磨です!」と大絶賛した。今はフリーとして活動しているさいねいだが、『デカレンジャー』当時はホリプロに所属しており、「ホリプロ夏祭り」というイベントでデカレッドの変身ポーズを披露し、場がたいへん盛り上がったという。そして、その様子を当時見ていた石垣から「かっこいい、さいねい! いいな~変身!」と憧れられたことを振り返り、熱き友情に感謝をのぞかせた。
かつての相棒(バン)にも似た撃に熱いものを感じるクールな刑事、デカブルー/戸増宝児(ホージー)役・林剛史は、客席からの「相棒!」の声に対して「相棒って言うな!」とホージーの名セリフを決めたあと、「前回の『デカレンジャー 10YEARS AFTER』では坊主頭、そして今回は金髪でみなさまの前に現れましたが、ちゃんとホージーです」と、たとえ髪型によって雰囲気が変わっても、心はしっかりデカレンジャーであることを強調。長年応援してきたファンからの熱い歓声を集めていた。
今回の舞台でもっともノリノリに見えた林は、ヒロインたちと楽しそうに話す坂本監督に「なんで女子としゃべるときだけ笑顔やねん!」というように、自由奔放すぎる強烈なツッコミを放ち、場を大いに盛り上げまくる役割を果たした。林のトークに大爆笑している石垣を見た菊地から、「でも、ずっと一緒にいるとけっこう大変よ」とキツい一言が入り、「マスコミも入ってんねん、やめてよ、そういうこと言うの!」と林が苦笑いする場面も見られた。
『デカレンジャー』テレビ本編のEPISODE46「プロポーズ・パニック」あたりからウメコと親密度を深めていき、今回ついに結婚式を挙げるまでに至った(?)デカグリーン/江成仙一(センちゃん)役・伊藤陽祐は「公開初日を迎えるにあたり、ウメコに結婚指輪を贈りました!」と話し、菊地と一緒に左手の薬指に輝くリングを披露し、観客から大きな祝福の拍手を受けた。この指輪をネット通販の「Amazon」で買ったという伊藤は、『仮面ライダーアマゾンズ』(Amazonプライム・ビデオで配信中)の変身シーンを意識して「……アマゾンッ!!」と突然叫び、客席を一瞬だけ唖然とさせるほどの茶目っ気を見せた。