坂本氏は、トレード環境として"板"を大事にしていると言う。トレードステーションは、売り板8段・買い板8段を表示する"フル板"が見やすいことが利点だという。また収益がきれいに表示できることを評価。短期はもちろん、中・長期トレーダーの情報源としても使えるオールマイティなツールと述べた。

Bコミ (@bucomi)というハンドルネームで知られる坂本慎太郎氏。 こころトレード研究所を運営しつつ、株・為替・商品先物・不動産等の投資を⾏っている

YEN蔵 (@YENZOU)のハンドルネームで知られる田代岳氏。現在は投資情報配信を主業務とする株式会社ADVANCEの代表取締役を務める

田代氏は、フォントや文字の大きさを変えられるトレードステーションの見やすさを評価した。画面にテクニカルの数値が出てくるため、すぐに反応できるという。本来であればチャート、登録銘柄、保有銘柄、板の4つを見なければならないが、トレードステーションの画面はそれらが凝縮されていると述べた。

トレーダーにとって欠かすことのできないツールとなっているSNSについても言及。坂本氏、田代氏ともに情報を発信する側のユーザーだが、「だれをフォローするか」についての重要さを語った。田代氏は普段からTwitterクライアント「TweetDeck」をコラム分けし、モニタ1面で利用して情報を収集・発信していると自身の環境を説明。「Twitterの流れをチェックし、何が起きているかをリアルタイムで知るようにしている」と述べ、SNSビューアが備える可能性を語った。

坂本氏は短期トレードが速さ勝負になっているところがあり、プロと個人の差がなくなってきていると解説、「情報の速さにアクセスできる体制が大事」と強調する。アルゴリズム分析に対応できる拡張性の高いツールが必要になるだろうと述べた。最後に、坂本氏は自身のトレードステーションの活用方法を解説。業種別ランキングの各銘柄をソートできる点を、他のツールではなかなかできない特徴として上げた。