SNSで情報収集&情報発信
若者を中心として、スマートフォンでの主な用途にSNSが挙げられたが、その利用頻度について尋ねたところ、「毎日利用している」と回答した割合は10歳代後半で72.7%、20歳代前半で69.4%と他年代に比べて非常に高い結果に。
また、「SNSで情報を見たことがきっかけで商品購入・サービス利用をした」経験について聞くと、「友達がアップやシェアをした情報」を見て商品購入・サービスを利用した経験のある人の割合は、10歳代後半と20歳代で3割、同様に、「芸能人や有名人がアップやシェアをした情報」では2割と、それぞれの全体平均(「友達」14.3%、「芸能人や有名人」8.9%)を大きく上回った。
また、「SNS等で身の回りの出来事等を情報発信している」に「当てはまる」(「かなり当てはまる」+「当てはまる」)と回答した割合は、全体平均で男性が9.7%、女性は13.1%。年齢層が低いほど高い傾向がみられ、特に「10歳代後半女性」(47.0%)や「20歳代前半女性」(49.5%)、「20歳代後半女性」(40.0%)で4割に上った。
SNS等から得られる情報が消費行動につながるというだけではなく、自ら情報を発信している若者も多いことがわかった。
若者の消費者トラブル
次に、性別及び年齢層別に2016年の若者の相談を商品・サービス別にみると、男性は、10歳代後半は「アダルト情報サイト」「デジタルコンテンツ」「オンラインゲーム」「出会い系サイト」といったインターネット利用に関する内容が上位を占める結果に。20歳代前半の特徴としては、上位に「賃貸アパート」や「フリーローン・サラ金」がランクインしているほか、「他の内職・副業」が9位にみられた。20歳代後半は、「賃貸アパート」に関する相談がトップとなった。
一方女性は、10歳代後半では、「アダルト情報サイト」「デジタルコンテンツ」などのインターネット利用に関する内容と並んで、「健康食品」や「酵素食品」といったダイエット関連商品が上位に。また、「コンサート」に関する相談も多かった。20歳代前半は、男性と同様に「賃貸アパート」が2位となったほか、「脱毛エステ」「痩身エステ」「美顔エステ」といったエステティックサービス関連の相談も多くみられた。20歳代後半は、「賃貸アパート」の相談がトップに。また、美容医療等を含む「医療サービス」も上位にランクインした。