高齢者世帯の貯蓄状況

「高齢者世帯の貯蓄について」

高齢者世帯の貯蓄についてみると、世帯主が65歳以上の世帯の平均貯蓄額は2,499万円で、全世帯平均(1,798万円)の約1.4倍に。貯蓄の目的は、「病気・介護の備え」(62.3%)が最も多く、次点は「生活維持」(20.0%)となっている。

高齢者の就業

「就労希望年齢」

60歳以上の高齢者に「何歳ごろまで収入を伴う仕事をしたいか」を聞いたところ、「働けるうちはいつまでも」(28.9%)が最も多く、次いで「65歳くらいまで」「70歳くらいまで」(いずれも16.6%)となっており、就労を希望する高齢者の割合は7割を超えた。

「雇用者数の推移」

高齢者の雇用情勢については、2015年時点で60~64歳の雇用者が438万人、65歳以上の雇用者は458万人となっており、65歳以上が60~64歳を初めて上回る結果に。

また、65歳以上人口に占める65歳以上の雇用者数の割合は上昇傾向にあり、2015年は13.5%に。さらに、60歳定年企業の定年到達者の割合をみると、2015年6月1日時点において、過去1年間の定年到達者のうち継続雇用された人の割合は、82.1%となっている。