60歳以上の高齢者の暮らし向きについては、71.0%が「心配ない」(「家計にゆとりがあり、まったく心配なく暮らしている」18.0%+「家計にゆとりはないが、それほど心配なく暮らしている」53.0%)と感じており、特に「80歳以上」では80.0%と高い割合を示した。

「高齢者世帯の所得」

高齢者世帯の所得については、平均年間所得は300万5千円で、全世帯平均(528万9千円)の半分強に。世帯人員一人当たりでは、高齢者世帯の平均世帯人員が少ないことから192万8千円と、全世帯平均(205万3千円)と大差はみられなかった。

「公的年金・恩給の総所得に占める割合」

また、高齢者世帯における公的年金や恩給の総所得に占める割合をみると、「100%の世帯」が56.7%と半数を超える結果に。これに「80~100%未満の世帯」(11.4%)を合わせると、公的年金や恩給の総所得に占める割合が80%を超えている高齢者世帯の割合は、約7割にのぼった。