――2005年にモーニング娘。に加入して、中学頃から多忙な日々に。上京して環境もかなりの変化があったと思いますが、親御さんはどのように見守っていらっしゃったのでしょうか。
当時中学生ということもあって、母も一緒に上京したので、そこまでの寂しさはなかったと思います。そもそもオーディションを受けたことはお母さんにだけ伝えてて、私としては受かった後にお父さんに伝えればいいのかなと。審査が通っていくと親が付き添わないといけないタイミングが出てくるので、その時に言えばいいかなと。結局は、お父さんも実は知っていたんですが、事務所の方が先に伝えてくださっていたんですかね?
――「俺は認めん!」みたいなことにはならなかった(笑)。
そういう状況だから、受け入れるしかないですよね(笑)。
――久住家の一大事ですね。
どうなんでしょう(笑)。それから何か言われることもないので、芸能活動をしていてもしなくても、たぶん変わらないんだろうなと思います。
――出演作が増えていくと、映画の舞台あいさつにも来てくれるかもしれませんね。
呼びたいですね! そのためにも、お芝居をがんばっていきたいです。
『CanCam』専属モデルで学んだこと
――インスタの腹筋写真が話題になっていました。何かコツがあるんですか?
ありがとうございます(笑)。いろいろなジムに行って、トレーナーさんから教えてもらうのが好きで、そこで学んだことをやっています。ジム通いは日課になっていて。朝行くこともあれば、夜行くこともあります。
――仕事前にジムに行くとも書かれていました。
体作りの目的だけではなく、映像に映った時のことも考えて、少しでもコンディションが良くなればと。モデルをはじめた頃に、ジム通いをはじめました。
――2011年から2015年までは、『CanCam』の専属モデルに。どのような発見、学びがありましたか。
写真に写った自分の表情、表現の仕方を学びました。自分が思っていたことと、全然違う時もあるんです。「何かになりきる」という部分では、演技のお芝居にも生かされるのかなと思います。そういう過去の経験があったから、今があるんだと思います。
――モデルは事前に準備できることも限られそうですね。
そうですね。経験を積んでいくことが大事なんだと思います。同じことは繰り返さず、テーマも違うので、毎回毎回が勉強でした。モデルのお仕事も今後やり続けて行きたいです。
――今後は女優として、いろいろなオファーがあると思います。理想とするのは、どういう女優像なんでしょうか。
私にとっての『ラブジェネレーション』じゃないですけど、10年経っても、20年経っても「あの作品良かったよね」とか「あの人いいよね」とか言われるような女優さんになりたいです。年間、たくさんの映画やドラマが作られますが、その中でも思い出してもらえるお芝居をしたいなと思います。
これまで応援してくれたファンへ
――長年支えているファンの皆さんは、フリーになった頃にすごく心配したと思うんです。その方々に向けてのお言葉をいただいて、今回のインタビューを終えたいと思います。
昔から、ドラマの話はしていたので、ファンの方々は、きっとそのことは知ってくださっていると思います。
『女囚セブン』が決まったことを報告した時、昔から応援してくださっていた方々からもたくさんのメッセージをいただきました。「毎週楽しみ」という温かいお言葉をいただいて、今でも放送が終わると感想を送ってくれます。
昔から応援して下さっている方々は、ドラマに出るのをすごく喜んでくれている。そう感じたので、これからもいろいろな作品で活躍している姿を見せて、恩返ししていきたいです。
――また別の作品でもお話をお聞かせください。
ありがとうございます。またお願いします。
■プロフィール
久住小春(くすみ・こはる)
1992年7月15日生まれ。小学6年生の時に、アイドルグループ・モーニング娘。のオーディションに応募し、2005年5月に第7期生として加入。メンバーとして活躍する一方、アニメ『きらりん☆レボリューション』の主役・月島きらり役の声優を務める。2009年の卒業後、2011年から2015年まで、ファッション誌『CanCam』専属モデルとして活動。2016年11月に前事務所を退所、フリーを経て、今年からオスカープロモーションに所属。