MacBook Proのデザインは刷新されたばかりで、引き続き、同じ筐体が使われる。1.37kgにまで軽量化されたアルミニウムのボディはこれまでのシルバーとスペースグレーが用意されている。

13インチモデルは、幅30.41cm、奥行き21.24cm、厚さ1.49cmというサイズで、Touch Barの有無にかかわらず、サイズと重さは共通だ。ただし、Touch Barモデルには、左右2ポートずつ、合計4ポートのThunderbolt 3ポートを装備する。

左右2基ずつThunderbolt 3ポートを装備

対応機器が少ないことを考えると、さほどポート数の多さが魅力と考える人も少ないかもしれないが、電源ケーブルを左右どちらからでも差し込める点は、Touch Barモデルの方が、デスクで、あるいは出先でのケーブルの取り回しが快適になることは間違いない。

ディスプレイはボディサイズ、ギリギリいっぱいまで広げられているが、その品質は格別なもの。500ニットの明るさ、P3をサポートする色域は、引き継がれて健在だった。

写真やビデオだけでなく、筆者が生業としている文章執筆の際に入力する文字ですら、端正で美しい。また、明るい窓際で仕事をするのが好きな筆者にとっては、ディスプレイの明るさが非常に重要だが、MacBook Proのディスプレイの輝度は、日の射す屋外であっても、十分な視認性を確保してくれるほどだ。

仕事の場所を選ばないというモバイルの要件は、端末の軽さだけでは作り出されない。そんな事を、MacBook Proのディスプレイから学んだのであった。