デザインに目覚めたSeasonic。全方位に製品を展開
Seasonicは、80PLUS Titanium認証電源として発売されたPRIMEシリーズ以降、デザインにも独自性が出てきている。
まず「PRIME Air TOUCH 850」は、850Wの80PLUS Gold認証電源。Airのロゴやファンガード部分が赤く、見た目のインパクトがある。もちろん同社の準ファンレス機能「Hybrid Silent Fan」やフルプラグイン方式を採用している。
PRIMEの下のグレードとなるのが「FOCUS」シリーズ。奥行きを抑えた設計も特徴で、これは昨今のコンパクトなミドルタワーを対象にしているとのこと。FORCUSにはPlatinum認証のフルプラグインモデル、Gold認証のフルプラグインモデル、同じくGold認証のセミプラグインモデルが用意される。
Hybrid Silent Fanを採用しているのは上位2モデルのみ。セミプラグインモデルはSmart and Silent Fanコントロールで、そのほかの機能面を含めプラグインを一部採用しつつも導入コストを抑えたモデルという位置づけだ。
Bronze認証電源では「S12II ECO PLUS」が展示されていた。こちらは従来のGシリーズのデザインでケーブル直付け化、Bronze認証になったイメージ。
静音重視の正統進化をしたbe quiet!
be quiet!では、新型電源「STRAIGHT POWER 11」を展示していた。ジャンパ線を排し、エアフローと冷却性能を向上させていると言う。ノイズも減ると言う。80PLUS Gold認証で、フルプラグイン、13.5cm径Silent Wings 3ファンを採用しており、静かさにもこだわっている。
「SFL L POWER」は500~600WのSFX-L電源。80PLUS Gold認証で12cm角ファンを搭載し、静かさにもこだわっていると言う。ケーブルはフルプラグイン方式。
使い勝手を重視。PCとしての提案も積極的なSilverStone
SilverStoneでは、新型のSFXスタンダード電源が展示されていた。同社のSFX電源は、SFX-Lのファンは大型化されていても、SFXスタンダードは8cm角ファンのままだったが、新型の650/500Wモデルではファンの口径を拡大しているとのこと。これで一層の静音化が期待できる。ケーブルは従来の同社SFXスタンダード電源と同様にフルプラグイン方式だ。
Titanium認証電源では、同社最大出力となる1500Wモデルが展示されていた。Strider Titaniumシリーズになると思われるが、1500Wでありながら奥行きが比較的短いところがポイントだ。
ほか、比較的安価なEssential Goldシリーズに従来の直付けではない、セミプラグインモデルが登場するようだ。
ほかにもPIOをベースにオーディオ機器のようなデザインを採用したケース「FTZ02 prototype」、別名「Fortress Z」も展示されていた。こちらはSFX電源を搭載し、ディスクリートGPUが搭載可能。その搭載方法がPIO独特のところで、マザーボードのエッジ部分にPCI Express x16スロットを実装している。そのため高さが86mmに抑えられ、かつかなり大型のビデオカードが搭載できるというわけだ。ただし、幅と奥行きがともに40cm近くあるのでフットプリントは大き目ではある。