指定の端末を購入すると毎月1,500円割り引かれる「docomo with」
NTTドコモが実施したのはこれだけではない。5月24日には新しい料金プラン「docomo with」を開始すると発表し、やはり大きな話題を呼んでいる。docomo withは、あまり機種変更をせず、1つの機種を長く利用する人向けのプランであり、指定した端末を購入することで、毎月の基本料金が1,500円値引きされるというものだ。
しかもいわゆる"縛り"などはなく、2年以上経過してもdocomo with対象外の機種に機種変更しない限り、1,500円の割引が継続されることとなる。シンプルパックの例として説明したパケットシェアの子回線を例に挙げると、月額1,780円からさらに1,500円が引かれるので、月額280円という激安価格でNTTドコモのサービスが利用できてしまうのだ。
その代わり、購入できる機種はあくまでNTTドコモが指定したものに限られる。当初の対象機種となるのは、同日に発表された「arrows Be F-05J」と「Galaxy Feel SC-04J」の2機種。いずれも性能が抑えられたミドルクラスのモデルであり、iPhoneなどのハイエンドモデルは対象になっていない。
それには理由がある。docomo withは、端末に「月々サポート」などの端末購入補助を適用しない代わりに、基本料を割り引く仕組みなのだ。それゆえ対象となる端末は、性能が高くない分元々安価で、購入しやすいものに限られている。高額なハイエンドモデルを端末購入補助なしに買える人は少ないだろうから、今後もdocomo withの対象機種はミドルクラス以下の端末となる可能性が高いといえそうだ。
ちなみにdocomo withの対象端末を購入した後、SIMフリースマートフォンや中古スマートフォンなどに変更した場合でも、値引きは継続されるとのこと。それゆえあまり機種変更しない人だけでなく、自ら好みのSIMフリースマートフォンを選びたいというハイリテラシーユーザーにも、人気が出そうなプランだといえる。