オンラインクローゼットになるIoT家電
続いて、オンラインクローゼットとしての機能。これは、スマートフォンに専用アプリ(ランドロイドアプリ)をダウンロードすることで実現する。アプリはAndroid用とiOS用を提供する予定だ。
ランドロイドは、衣類を折りたたむ際に、標準でTシャツ/カットソー、ボトムス、ホームウェア、フェースタオル/バスタオルを分類する。これを学習させることで、お父さんの衣類はこの棚、お母さんの衣類は隣の棚といった具合に、家族ごとでも分類できるわけだ。
学習は、お父さんの衣類ならお父さんのものだけをまとめて、一度折りたたませる。これで、その衣類はお父さんのものだと認識する。お母さんの分、息子の分、娘の分と、一通り学習させれば完了だ。新しい服を買ってきたときは新しい服だけで折りたたむことで、以降は家族それぞれの衣類を記憶して整理する。
これは衣類を折りたたむ際に、衣類を広げて撮影し、データベースを作ることで学習している。データベースをWi-Fi経由でクラウドにアップロードして、ランドロイドアプリでアクセスすることで、どんな衣類を所有しているか、衣類一着ごとの着用頻度や、衣類の色の傾向などを、持ち主ごとに分析して表示できる。
今日着る服のコーディネートの参考にしたり、新しい服やアクセサリーを買う際に、合わせる服を売り場で確認するといったことが可能だ。
セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズでは、さらに一歩進んで、他社と協働にも力を入れていく。ランドロイド単体では実現できない利便性や、ファッションの楽しみ方も実現可能になる。例えば、衣類の着合わせを提案したり、服を新調する際にアドバイスするといった、衣類のコンシェルジュとして、ユーザーのファッションの幅を広げる機能も提供したいという。