NTTドコモは24日、2017年夏新サービス・新商品発表会を開催した。「Challenge to Change」を標語に掲げ、新たな取り組みなどを紹介したが、本当の主役は何だったのか。

今回の発表会の標語は「Challenge to Change」

最も注目を集めたもの

今回の発表会を記者目線で捉えたときに、最も注目を集めたのが、新料金プラン「docomo with」だ。発表会の質疑応答、吉澤和弘社長の囲み取材を含め、そのほとんどがdocomo withに関する質問だった。逆にそれ以外に関するものがなかったというのが印象だ。

永続的に割引が適用されるdocomo with

docomo withは対応機種を定価で購入し、永続的に月額1,500円の割引きが受けられる料金プランで、対応端末を使えば使うほどに大きなメリットを享受できる仕組みだ。

前記事で述べたとおり、対応機種が2機種に限られる理由や新料金プランがドコモの戦略上何を意味しているのかを解き明かすことに時間がとられた発表会だったといってもいい。

意外だったのは、新端末に関することだ。Galaxy S8を初めとしたサムスン製端末の安全性など、改めて強調される発表会になるかと思いきや、サムスンに関する言及はほぼなく、質問さえ出なかった。むしろ、端末において重視されたのは、4KHDRでの表示が可能な「Xperia XZ Premium」のほうだったようにさえ感じる。

4KHDR対応の「Xperia XZ Premium」

Galaxyシリーズに関して、付け加えるとすれば、今回の発売にあたり、サムスン側がバッテリ等の検査を十分に行い(このあたりはホームページ上でも公開されている)、ドコモもその検査結果の妥当性を評価してもらったという説明員からの話が聞けたくらいだ。