スマホを握ると……
スマホを片手で握ると、本体サイドのフレームに搭載した感圧センサーが反応する独自のユーザーインタフェース「Edge Sense」の操作感も体験した。
入力パターンは、本体を短く握るか、ボタンを押し込むように長く握るかの2通りがある。それぞれをセンサーが識別して、ユーザーが設定メニューから指定した任意のアクションを入力できる。
発表会ではオーソドックスな使い方として、スタンバイ状態からのカメラ起動 → シャッター操作という一連のアクションがスムーズにできるというメリットを紹介していた。筆者の場合は、仕事でよく使う「画面キャプチャー」「ボイスレコーダー」「テザリング」の機能も"握って"呼び出せることが魅力的に感じられた。
センサーの感度は、レベルを10段階から選べるので、わずかに触れただけでエッジが反応してしまうような煩わしさも避けられるだろう。薄いソフトケースなら装着したままでもEdge Senseが反応してくれるという。本体のパッケージには純正の無地透明ソフトケースが1点付属するが、ケースを着けたままでもリアパネルの美しい色合いが楽しめるのがうれしい。
マルチ音声アシスタントに対応
音声アシスタント機能については、言語を「英語」に設定したデモ端末で、ホーム画面からEdge Senseのインタフェースをグリップすると、Google Assistantが起動してボイスコマンドが入力できた。
HTC U11は、「Google Assistant」と「Amazon Alexa」の両方をサポートする世界初のスマホだ。
Alexaのサポートは7月に実施予定のソフトウェアアップデート以降になるので、今回の発表会では試せなかったが、例えばスマホを手に持たなくても「アレクサ、今日の天気は? 」「アレクサ、リビングルームの照明を点けて」といった具合に、スマホに話しかけるとスマートに反応してくれるという。
なお、その他のAIアシスタント機能については、HTCが独自に開発する「HTC Sense Companion」のほか、中国本土では「Baidu DuerOS」の対応も予定する。