HTCがAndroidスマホのフラッグシップ「HTC U11」を発表した。台湾の本社で開催された新製品発表会で実機に触れることができたので、ハンドリングレポートをお届けしよう。
関連記事 : HTC、本体を"握って"操作する最上位スマホ「HTC U11」- イヤホンはUSB直結 |
---|
HTC U11の基本スペックは速報レポートでお伝えしたように、本体には約5.5インチのWQHD(2,560×1,440画素)タッチ液晶を搭載。OSはAndroid 7.1.1、CPUにはクアルコムの64bitオクタコアプロセッサ「Snapdragon 835 (MSM8998)」を搭載する。日本ではメモリ4GB / ストレージ64GB、シングルSIMのモデルのみが発売される見通しで、カラーは全5色のうち「ソーラーレッド」以外を取り扱う予定だ。
モバイルの先端機能を詰め込んだフラッグシップ
速報で触れられなかったいくつかの基本情報を追加しておこう。モバイルネットワークは4G/3G/2Gまで広くカバー。クアルコムのモデムチップ「X16」を搭載したことにより、下りはギガビットクラスのデータスループットを実現した。4G LTEの対応バンドはFDD-LTEが1/3/4/5/7/8/12/17/20/28/32、TD-LTEが38/39/40/41。4バンドのキャリアアグリゲーションやVoLTEによる音声通話もサポートする。
Wi-Fiの規格は11a/b/g/n/ac。Bluetoothのバージョンは4.2だが、5月18日現在確認中である。NFCやMiracastに対応したほか、HTC独自のワイヤレス通信プラットフォーム「HTC Connect」を搭載する。
リア側のメインカメラには光を取り込みやすいように画素ピッチを大きくした約1,200万画素のCMOSセンサーを搭載。高画質エンジン「HTC Ultra Pixel3」による静止画撮影は、カメラの評価で有名な「DxOMark」のモバイル版で、前機種「HTC 10」の88点を上回る90点をマークした。
バッテリー容量は3,000mAhで、付属のQuick Charge 3.0対応バッテリープラグによる急速充電が可能。2種類の低消費電力モードも設ける。本体サイズはW75.99×H153.99×D7.99~9.1mm、重量は168g。5.5インチの大画面を搭載するスマホであることを感じさせない、片手持ちでの快適なフィット感を実現している。