セキュリティ向けにはユーザー認証の強化として指紋認証だけでなく虹彩認証に対応。特にインカメラをそのまま利用する虹彩認証は高速で、写真などの誤検知も排除でき、よりセキュアな認証を可能にする、としている。
機械学習によるマルウェア対策も従来通り搭載しており、定義ファイルを使わず、ふるまい検知によってマルウェアを検出するため、新種のマルウェアにも対応できると強調した。
Snapdragonの機械学習の成果を利用する「Snapdragon Neural Processing Engine SDK」は、新たにGoogleの人工知能ライブラリ「TensorFlow」をサポートするなど、機能向上を果たした。
Snapdragon 835は、従来のSnapdragon 820シリーズの機能をさらに強化・改善するとともに、VRへの対応をさらに強化しており、単なるスマートフォン向けSoCとしてだけでなく、幅広い製品への展開を狙っている。今後、登場が見込まれる実際の搭載製品に期待が高まるところだ。