豊富な機能を備えたソフトウェアも搭載

パフォーマンスチェックに入る前に、Trident 3に標準搭載されているソフトウェアも見ていこう。今回の評価機は英語版のWindows 10がプリインストールされていたため、画面の表示内容などは実機と少々違う可能性もある点は了承いただきたい。

Trident 3独自機能をコントロールする役割はタスクバーにピン留めされている「MSI Gaming Center」が担っている。Trident 3にバンドルされているゲーム実況&録画用ツール「Xsplit Gamecaster」も登録されている点に注目

ゲーム時と非ゲーム時の設定をまとめて切り替える“EZ Profile”機能。サウンド機能“Nahimic”の音質モードや画面の色温度切り替え(後述)が可能。“仕事と遊びのスイッチを切り替える”ことでユーザのメンタルも切り替えられるということか

ゲームや動画鑑賞に適した色温度に設定する“SceneMax”。Eye Careモードにすると、いわゆる“ブルーライト抑制”効果が得られる

電源スイッチ付近に組み込まれたフルカラーLEDの発光色やパターンを設定する“Mystic Light”。もちろん常時オフにもできる

“System Monitor”ではCPUやGPUの占有率、ネットワークの使用状況などを随時チェックできる

MSIのゲーミングPCではお馴染み、サウンド用ミドルウェア“Nahimic”。バーチャルサラウンド機能をオンにすると、ステレオヘッドフォンでも驚くほど立体感が良好になるのだ

このTrident 3のフロントパネルにはVRヘッドセット用のHDMI出力があるのは前述の通りだが、Dragon CenterもVRに関連した機能を持っている。筆者のHTC ViveをTrident 3に接続したところ、Dragon Center上に“VR Ready”という項目が出現した。

VRヘッドセットを装着した時のDragon Center。VR Readyの項目が新たに出現している

さらにVRゲームの動作に関係ないアプリなどを終了させるダイヤログが出現。システム全体でVRに必要な高いパフォーマンスが効率よく得られるよう設計されているのだ。