客室はどうなのか?
次は客室。第一印象は、普通のビジネスホテルだった。入り口にはカードキーの挿し込みがあり、入ってすぐにベッド、机、テレビがあるのがわかる。
普通のビジネスホテルとひとつだけ違うのは、室内にタピアというロボットがあることだ。チェックインシステムと連動しており、入室後に「○○さま(登録名)」で呼びかけてくれるらしい。フロントで泣いた子供も、ここで落ち着きを取り戻せそうだ。
タピアの機能はおしゃべりをするだけでない。音声認識に対応しており、室内照明、テレビ・空調のオン/オフを音声とタッチパネルにより操作できる。ほかにも、じゃんけんゲームをしたり、天気の予報やニュースの読み上げ、アラームの設定なども行える。ホテルのフロントなどへの、外部への連絡には対応していないとのことだが、室内で過ごす上で何かとサポートしてもらえそうだ。
室内では、タピアと恐竜のポスター以外、ジュラシック感はないが、オプションサービスで恐竜の世界を体験できるVRも用意されている。今回は、試せなかったが、イメージ画像を見る限り、小さい子には、やっぱり怖いんじゃないか。これまた「なぜ子供が泣くコンテンツで攻めてきた?」とも思うのだが、ちょっと不思議なくらいがミステリアスでちょうどいい、としておきたい。
レストランは?
朝起きたら朝食だ。ビュッフェスタイルで食事が楽しめるレストラン「ジュラシックダイナー」がロビーのある1階に併設されている。料理は和洋中約40種から選べ、スペース中央に洞窟が設置されていて、ちょっとしたわくわく感があるつくりになっている。何より、パフェが自作できるコーナーがあり、前夜に泣きまくった子供も「パフェ作り夢中→また来たい」なんてこともあるかもしれない。
ちなみに、客室のベッドメイクや清掃、レストランの料理に関しては外部業者を活用、このあたりはロボットが担当しているわけではない。