使いやすいキーボードに調整しやすいキックスタンド

次は使い勝手をチェックしよう。キーボード着脱式の2in1では、キーボードよりも本体が重いため後ろ側に倒れやすかったのが難点だったが、それを解決したのがSurfaceに代表される背面が開いてスタンドになる「キックスタンド」だ。

最近では採用する2in1モデルが増えてきており、本機のそのひとつ。ヒンジ部にノートPCのYOGAシリーズにも採用されている金属の時計バンドのような「ウォッチバンドヒンジ」をキックスタンドの角度調整に採用しており、これが非常に使いやすい。

キックスタンドのヒンジにはウォッチバンドヒンジを採用。無段階に調整できる

無段階で調整が可能なのに加えて、スタンドを止めた場所からグラグラしたりズレたりせず、好みの角度をしっかりとキープしてくれる。最大150度まで開くことができるので、画面を複数の人に見せるプレゼンのようなシーンでも使いやすい。

着脱式のキーボードは下側面のコネクタに装着するが、強力なマグネットが備わっており、ガッチリと固定される。キーボードを固定した状態では、本体をノートPCのように閉じることもできるので、入力作業がメインなら普段は装着したままでもいいだろう。

キーボードは本体下側のコネクタに装着する

キーボードを装着し、キックスタンドを開いた状態

キーボードは、10キーなしのアイソレーションタイプ。キーピッチは約19mmを確保し、スムーズな入力が可能だ。ファンクションキーの小ささは多少気になるものの、キー配列にはクセもなく初めて使っても違和感なく入力作業ができるハズだ。着脱式キーボードは、軽さ重視で剛性に不安を感じることもあるが、本機はしっかりと剛性があり、持ち運び時の安心感も高い。

キーボード。配列にクセもなくキーピッチも約19mm確保され、使いやすい

タッチパッドはクリックボタンと一体化したタイプ。下部はボタンになっており、クリック感もあるのですぐに慣れる。

タッチパッド。下の部分が左右のクリックとなっている

付属のアクティブペンはワコムの技術が採用されており、筆圧検知2,048段階と高性能。ペン先と画面のズレもほとんど感じず、スムーズな入力が可能だった。イラスト制作にも対応できるだろう。ちなみにアクティブペンの動作には単6の電池を1本使用する。普段はあまりみないサイズだがアクティブペンでの採用が多い。ネット通販なら簡単に手に入る。

アクティブペン。単6の電池を1本使用する

ペンフォルダも付属。本体のUSBコネクタに挿し込んで使用する

ワコムの技術を導入したペン入力は非常にスムーズ

設定画面ではペンのボタンに割り当てる機能を変更できる