4つの色合いを簡単に変えられる

その名にもあるようにランプの色は「ホワイト」のみ。とはいえ、いわゆる「電球色」から「昼白色」まで、4つの色合いが選べるようになっているのが大きな特徴だ。通常のHueシングルランプが1600万もの色の中から自在に選べるのに比べて少ないが、一般的な家庭で使いやすい「調色」(色合いを変えられる機能のこと)、「調光」(明るさを変えらえる機能のこと)対応のLED電球というわけだ。

Dimmerスイッチを使って色合いを変えたところ。分かりにくいかもしれないが、4つの色合いに変えられるようになっている

もう1つの大きな特徴が、従来のHueシリーズと違って面倒な設定なしに使えるということ。従来のHueシリーズはスマホから色や明るさを変えられたが、その初期設定はある程度機器やインターネット接続などの知識が必要だった。しかしHue ホワイトグラデーション シングルランプの場合、初期設定がほとんど必要ないという。

まずは、ランプを電球ソケットにはめ込む。続いてリモコン(Dimmerスイッチ)で操作できるように、ランプとリモコンとのペアリング(通信可能にすること)を行う。といってもスマホとワイヤレスイヤホンなどとの接続に比べると簡単だ。点灯しているランプの近くまでリモコンを持っていって、リモコンの「ON」ボタンを長押しするだけで、10~15秒程度でペアリングが完了する。1個のリモコンに対して10個までランプをペアリングできるとのことだ。

ランプとDimmerスイッチをペアリングしているところ

DimmerスイッチのONボタンを押すと、電球色から昼白色まで4種類の色合いに次々と変わっていく。+ボタンと-ボタンを押すと、明るさを変えられるという仕組みだ。使い方はこれだけ。従来のHueと違って色合いは白色のみではあるものの、はるかに使いやすくなった。