フィリップス ライティング ジャパンが、「IoT照明」として知られている「Philips Hueシリーズ」(以下、Hue) の最新モデルを発売。ホワイトの色合いが変えられる同商品がもたらすものとは?

フィリップス ライティング ジャパンが発売したLED照明「Philips Hue ホワイトグラデーション」

Philips Hueシリーズとは

Hueシリーズは2013年9月に発売された「Hue スターターセット」(現在販売されているモデルの実勢価格は2万6800円)を皮切りに日本で展開している照明のシリーズ。最も一般的な「Hue シングルランプ」(同7400円)は住宅の一般的な電球ソケット(E26口金)に差し込むだけでスマホから色や明るさを自在に変えられるというのが大きな特徴となっている。その他に、現在ではリボンタイプの「Hue ライトリボン プラス」(同1万1800円)や、ポータブルLED照明の「Hue Go」(同9800円)などをラインアップしている。

Hue ホワイトグラデーションと一緒に展示されていた「Hue Go」

Hueシリーズの大きな特徴は、「Hueブリッジ」と呼ばれる機器を家庭や会社内のLAN(インターネット回線)に接続すると、そのネットワークを通じてスマホやクラウドサービスに接続し、約1600万色もの中から好きな色に変えたり、明るさを自在に変えたりできることにある。

このHueブリッジはLAN回線に有線接続しかできないため、スマホから利用する場合はHueブリッジを自宅のWi-Fiルーターなどに接続する必要がある。

要するに、デジタル機器や新しもの好きで機器の操作などに慣れている人にはいいものの、機器の操作が苦手な人にはハードルが高いものだった。

そんななかで今回発表されたのは「ホワイトグラデーション シングルランプ」と「Dimmerスイッチ」の2つ。さらに、ランプ2つとHueブリッジ、Dimmerスイッチがセットになった「ホワイトグラデーション スターターセット」も発売された。実勢価格はホワイトグラデーション シングルランプが3400円、Dimmerスイッチが2800円、スターターセットが1万4800円となっている。

同時に発売されるDimmerスイッチ(スターターセットに同梱)

では、Hueホワイトグラデーション シングルランプは、従来のHue シングルランプとどう違うのだろうか。