iPhoneの形ができていくうれしさがある反面、縫い進めていくのは地味な作業。

今回はiPhone画面をできるだけ精細に再現すべく細かい目で縫っているため、時間がかかるわで。横1段縫うのに1時間強ほど費やす状態。加えて作業に費やせるのが休日の晩のみということで、先の写真までできあがったのが2016年2月だ。2~3カ月あればポーチが完成できると信じていたが、工数の見積もりが甘かった。ここはプロジェクトマネージャーとして責任を感じるところだ。

何とかできてきてはいるんですけどねぇ

とはいえ、ゆっくりでありながらも確実に歩を進め、アイコン部分のベースを縫った時点で今年3月。ここまで苦節4カ月。あとはアイコンの図案を縫ったらオモテ面はできあがる、と思ったところでビックリのニュースが飛び込んできた。読者の皆様ならご存知、4インチiPhone、iPhone SEの発売だ。

元々、ポーチを作ろうとした動機が「iPhone 6sがポケットに入らない」だったのに入るサイズのiPhoneが出てしまう。もちろん購入しないという選択もあるし、そのあたりは自分自身の自由意志だ。ここはぜひ意地を貫き通してiPhone 6sを使い続けたい……が、やっぱりiPhone SEを買ってしまった。新しいデバイスの誘惑って怖い。

扱いやすいサイズ感から現在、筆者のメイン機になっているiPhone SE

しかし、物欲が満たされるのはいいものの、その分、減っていくのは刺繍へのモチベーション。年度末~ゴールデンウィーク前は忙しいのも相まって、刺繍はほぼ放置。ピンチだ。