発端は2015年秋。iPhone 6sに機種変をし、コンパクトスマホ至上派の筆者はこの時、生まれて初めて4インチオーバーのスマホを使うこととなった。しかし、困ったことはといえば……「iPhoneが大きすぎてジーンズのポケットに入らねぇ!」である。
たぶん、この場合の最適解は「カバンに入れとけ!」なのかもしれない。しかし、最適解はあくまで最適解である。もっと多様性のある答えが存在してもいいはずだ。筆者がはじき出した解は「専用ポーチを作ればいいんじゃない? 刺繍でiPhone画面を再現して」である。今思うと、また面倒な答えを出しちゃったな、という気はしないでもない。
時は2015年の年末。なお、構想は1分だったが、気が付くと制作期間が約1年になってしまったのはこの時、知る由もなかった。