3年ぶりの再来日
アールエスコンポーネンツ(以下、RSコンポーネンツ)は、Raspberry Pi財団の創設者/CEOであるEben Upton氏の来日に合わせ、記者会見を行った。
はじめにRSコンポーネンツの竹内氏が、日本での展開を含めたRaspberry Piへの関わりを話した。RSコンポーネンツは本来、電気電子部品など2,500以上のブランドを取り扱う企業だ。世界13カ所に配送センターを持つ。
アールエスコンポーネンツ ヘッド オブ プロダクト&サプライヤーマネジメントジャパンの竹内貴氏 |
RSコンポーネンツはRaspberry Piの製造販売権を持ち、発売最初期から関わっている。ちなみに下の二行は日付が異なっていて、Raspberry Pi 3販売開始は2016年3月 |
RSコンポーネンツはRaspberry Piの初期から関わっており、日本では2012年から初代のRaspberry Piを販売、その後2015年にRaspberry Pi 2、2016年にRaspberry Pi 3を発売している。初代製品(Raspberry Pi Model:A/B)はすでに廃版となっているが、後継となるRaspberry Pi Model A+/B+以降の製品は現在も販売中だ。
最新製品はRaspberry Pi 3で、CPUとメモリが強化され、さらにWi-Fi/Bluetooth機能も含まれている。Raspberry Piは、2016年9月に累計1,000万台の出荷を達成し(RSコンポーネンツ扱い以外も含む)、当初の教育用途だけでなく、産業用途にも拡大している。