あえてIoT機能なしでも使用できる理由とは
今回の「ホワイトグラデーション」電球と「Dimmerスイッチ」を組み合わせで使うと、Hueを「IoT機能を搭載しない、普通のLED電球」のように使えるのだ。この組み合わせで使用した場合、Hueであるメリットは、Dimmerスイッチでライトをリモコン操作できることくらいだろう。ただし、導入のハードルは非常に低い。なにしろWi-Fiの設定やランプの登録といった作業が苦手な人でも、普通のLED電球を取り扱うように、簡単に導入できる。しかも、価格も一般的なLED照明並みに抑えられている。
とはいえ、もちろんそこはHueランプ。あとからブリッジを導入すれば、スマートフォンやタブレットなどでコントロール可能なIoT照明としても使えるようになる。つまり、最初は普通のリモコン付きLED照明のように使用し、必要と感じたらブリッジを導入してIoT照明にランクアップさせることができるのだ。このため「いきなりIoT機能を導入するのはハードルが高いが、そのうち導入する可能性がある」というニーズに応えてくれる。家じゅうの電球をHueに交換してからブリッジを導入する、という購入方法もアリだ。
発表会には山田五郎氏も登壇
新製品の発表会では、評論家の山田五郎氏と、NPO法人睡眠文化研究会の事務局長であり睡眠改善インストラクターでもある鍛治恵氏のトークセッションもあった。
自身もHueを使用しているという山田氏は「夜中に起きたときのために、部屋をぼんやりと照らす照明が欲しかったのだけれど、普通の照明は保安灯でも明るすぎると感じていた。Hueランプは夜中に起きたときに、明るすぎない絶妙な明るさに絞れるのが良い」とコメント。
新製品に関しては、「Dimmerスイッチを使って手元で照明をコントロールできるのは本当に便利。また、家を設計するときに照明のスイッチを設置する場所に悩まなくて済むのも良いですね」とした。鍛冶氏は「睡眠にもっとも影響する外的要因は『光』。光をうまく取り入れて良い睡眠を得てほしい」とコメントした。