ブリッジなしでもHueをコントロール可能に

もう一方の新製品「Dimmerスイッチ」は、名前の通りHueシリーズの照明をコントロールする物理スイッチ。大きな特徴は、Hueランプをブリッジなしでコントロールできることだ。このDimmerスイッチに搭載された4つのボタンだけで、Hueランプのオンオフや調色、調光ができる。Dimmerスイッチには最大10個の電球を登録可能で、登録した電球を一度にコントロールすることが可能だ。

新たに発表された「Dimmerスイッチ」。一見すると壁埋め込みタイプのスイッチに見えるが、スイッチ部分は電池式で取り外し可能。配線などの必要がない

スイッチのホルダー裏には粘着テープやネジ穴を用意。磁石でも固定できるので、冷蔵庫などにペタッとくっつけることも

ただし、4つの物理スイッチしかないため、スマートフォン(専用アプリ)からのコントロールより、光を調整できる範囲は狭い。たとえば、「ホワイトグラデーション」と「Dimmerスイッチ」を組み合わせた場合、調光は無段階でできるものの、調色は4種類のみとなる。

【動画】(音声が流れます、ご注意ください)

ライト点灯時にリモコンの電源オンボタンを押すと、「レシピ」と呼ばれる「色と明るさ」の組み合わせを変更できる。用意されているレシピは4種類。「集中力をアップさせる明かり」や、寝る前におすすめの「くつろぐ明かり」などがある

Dimmerスイッチのもうひとつの特徴が、Hueシリーズのライトを簡単に登録できること。Dimmerスイッチを点灯しているHueシリーズの照明に近づけ、電源オンボタンを長押しするだけ。対象となるライトが数回点滅したら、スイッチへの登録は完了する。従来までのHueライトはスマートフォンのアプリから登録が必要だったが、Dimmerスイッチがあれば、スマートフォンやアプリへの登録といった面倒な手続きを踏まなくて済むのだ。

【動画】登録方法は、Hueランプにスイッチを近づけて電源オンボタンを長押しするだけ。ランプが点滅すれば登録終了と非常に簡単
※音声が流れます、ご注意ください

Dimmerスイッチは、もちろん従来までのHueシリーズの製品にも使用できる。写真は置き型のHue照明「Hue Go」をDimmerスイッチでコントロールしているところ

ブリッジを導入している場合は、HueアプリにDimmerスイッチを登録することもできる。スイッチを登録することで、自分好みの調光・調色をスイッチにメモリできる