「僕らのフロンティア」ミュージックビデオについて

――「僕らのフロンティア」は、ミュージックビデオもかなりの力作になっています

永野愛理「『灼熱の卓球娘』は卓球部が舞台の作品ということで、今回は部活動にちなんだMVになっています。みんなそれぞれの部活に所属して頑張っている姿が描かれているんですけど、自分が実際に学生のときにやっていた部活の人もいれば、まったくやったことのないものを宿題にされた吉岡茉祐ちゃんがいたり(笑)」

吉岡「弓道なんてまったくやったことがないのに、『YouTube』で予習してきてねって言われて(笑)」

永野「自分は6年ぶりにバドミントンをやったんですけど、まさかWUGの作品でバドミントンをすることになるとは思ってもいなかったのですごく新鮮でした。出来上がった映像を観ると、スローとかでカッコよくなっていて(笑)。『灼熱の卓球娘』の世界観ともあったMVになっていると思います」

青山「私は特技だったので書道をやったんですけど、何を書くかが当日まで決まってなくて、撮る寸前に『じゃあ、灼熱の卓球娘で』って(笑)。めっちゃ緊張しました」

――一発勝負ですか?

青山「一回目は漢字を間違えて……。灼熱の"熱"を燃焼の"燃"と書いちゃいました(笑)」

山下七海「みんな制服を着ていたので、控室は女子校みたいな感じで。私達、全然違う学校だったんですけど、もし同じ学校で同じクラスだったら、こんな感じだったのかなって思いました」

――フルートは部活で吹いていたのですか?

山下「中学生のときの部活で吹いていました。今回のMVでは中学生の時に実際に使っていたフルートを使っています」

奥野「私は学生のとき、陸上部と放送部だったんですけど、陸上は美佑がいるし、結局ソフトボール部のマネージャーをやることになりました」

――MVでは部活のシーンのほかに、海岸沿いでのシーンで構成されています

吉岡「本当はあそこでお弁当を食べる予定だったんですけど、トンビが空から狙っていて、お弁当は危ないということになり、飲み物で我慢しました」

青山「本当はみんなで仲良くお弁当を食べるお昼ご飯のシーンになるはずだったんですけどね」

Wake Up,Girls! / 僕らのフロンティア MV Short Ver.


カップリング曲について

――カップリングには、「タイトロープラナウェイ」(歌:高木美佑、田中美海、永野愛理)と「outlander rhapsody」(歌:吉岡茉祐、山下七海、奥野香耶、青山吉能)の2曲が収録されていますが、それぞれ相手のユニットの曲についての感想をお願いします。まずは「タイトロープラナウェイ」から

吉岡「この2曲は、3rdLIVETOURにて初めて披露したユニット曲で、どちらも愛理がダンスを考えてくれたんですけど、特に『タイトロープラナウェイ』は振りが覚えやすい。歌も覚えやすくてノリやすいし、大人っぽさの中に可愛さもある。歌っている3人も可愛いし、踊りも可愛いので、何かズルイなって(笑)。私、指を差すところがすごく好きで、いつも後ろで一緒になって踊っています」

高木「まゆしぃ、普段からやってそうな動きだよね(笑)」

吉岡「そうかも(笑)」

山下「自分たちの『outlander rhapsody』がカッコいい感じの曲調だったので、たぶん『タイトロープラナウェイ』は、キャピキャピでふわふわした感じの、きらびやかな曲になると思っていたんですよ。それで実際に聴いてみたらたら、『タイトロープラナウェイ』もカッコいい系だったので、ちょっとビックリしました。でも、じっくりと聴いてみたら、同じカッコいいでも全然違っていて、『タイトロープラナウェイ』のほうがセクシーさのある曲になっていると思います」

青山「女性らしいカッコよさがありますよね」

奥野「ちょっとシリアスな雰囲気で、いつもの3人とはちょっと違った歌い方になっているので、そのあたりもカッコいいなって思いました」

――「outlander rhapsody」はいかがですか?

田中「もし私が『outlander rhapsody』のMVを作るとしたら、ジャングルの中で撮りたいなって思いました。熱帯の中で熱く歌い上げているイメージがあって、すごくカッコいいなって」

高木「リズミカルでノリもいい曲なので、ライブでも好きという方がけっこういらっしゃいました。ストーリー性がある曲なので、MVを作るのも面白そうだね」

永野「いつもどうやって振り付けを考えるの? って聴かれた時は、これまでは『思いついたら』って答えていたんですけど、今の美海の話を聞いて、そういえばMVみたいにして、頭に流しながら作ってるなって。今回の振りも、MVをイメージしながら、4人が踊ってくれるので可愛い部分も残しつつ、みたいな感じで作りました」

――お互いの曲のMVを作るのも楽しそうですね。もし青山さんが『タイトロープラナウェイ』を演出するとしたら?

青山「レザービームとか使って……やっぱり外ロケじゃないですよね。プロジェクションマッピングみたいなのも使ってみたいかな。あと、透明の壁でお互いが手を合わせていたり……イメージだけが膨らんでいくんですけど、何か古いカラオケの映像みたいになっちゃいそうです(笑)」